beacon

アシスト記録の香川真司、ドイツ各メディアでチーム単独最高点「敗戦のなかでの明るい材料」

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF香川真司が久々の先発出場で高評価を受けた

 ドルトムントは11日に行われたブンデスリーガ第24節でヘルタ・ベルリンに1-2で敗れた。だが、リーグ戦7試合ぶりにスタメン出場を果たしたMF香川真司は、ドイツ各メディアでチーム最高のパフォーマンスを見せたとたたえられている。

 ベンチスタートが続いていた香川はこの一戦では先発。序盤から積極的にチャンスをつくっていたが、アンドレ・シュールレやピエール=エメリク・オーバメヤンが決め切れず。しかし直近の3試合で7ゴールといった決定力を見せている後者は55分にはついにゴールを挙げる。香川からの相手を交わしながらのパスを右足でシュートすると、それが決まり、ドルトムントは同点に追い付いている。

 試合は最終的にヘルタのDFマービン・プラッテンハルトが直接FKを決め、ドルトムントが黒星。だがそれでもアシストを記録した香川に対する評価は高かった。DFマティアス・ギンター、MFユリアン・バイグル、FWアンドレ・シュールレを「5」と酷評し、及第点とする選手も少なかったドイツ紙『ビルト』は香川のプレーに「2」とチーム単独最高点をつけている。勝利を収めたヘルタ側で先発した原口元気に対する「3」をも上回った。

 地元『WAZ』や『ルールナハリヒテン』でも香川のパフォーマンスを単独ベストの「2」と評価。『WAZ』 の「ドルトムントの敗戦のなかで香川は明るい材料」と題された評価記事では、「ドルトムントのベストアタッカー。巧みなトラップと正確なパスで最初の本当の好機となったシュールレのチャンスを演出した(2分)。ドルトムントの良いシーンのほとんどに絡んでいる。彼がオーバメヤンの同点ゴールをアシストしたことには驚きがない」との寸評が記されている。

 試合前日の会見で示唆していたとおり、トーマス・トゥヘル監督はこのヘルタ戦で香川、ギンター、シュールレと最近ベンチスタートが多かったメンバーを複数先発起用。試合は敗戦に終わったが、それでも香川は今後に向けてアピールできたのかもしれない。

(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

●欧州組完全ガイド
●ブンデスリーガ2016-17特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP