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大分が山口との初対戦制す…注目の岸田ツインズは“すれ違い”で対決実現せず

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[3.12 J2第3節 大分2-0山口 大銀ド]

 大分トリニータがホームでレノファ山口FCに2-0で勝利し、2試合ぶりの白星を挙げた。リーグ戦初対決となった一戦を落とした山口は、2連敗で開幕3試合未勝利(1分2敗)となっている。

 大分は前節から3人の先発メンバーを変更した。GK上福元直人が今季初スタメンを飾り、MF山岸智が左ウイングバック、MF鈴木惇がボランチとして今季初出場。対する山口も先発3人を入れ替えた。新加入のDF渡辺広大が開幕戦以来のスタメン出場。同じく今季加入したMF佐藤健太郎、FW米澤令衣が初先発となった。

 山口にボールを支配され、我慢の展開が続いた大分。その中で前半25分、PA後方やや左でFKを獲得し、鈴木が鋭く曲がる左足のシュートでゴール左を狙ったが、相手GKに阻まれた。同33分には左サイドのDF福森直也からの折り返しをFW林容平が落とし、FW三平和司が右足でダイレクトシュート。しかし、これも相手GKの好セーブに遭った。

 それでも大分はハーフタイム直前の前半45分に先制する。鈴木が自陣のセンターサークル付近から左足でロングボールを蹴り込むと、前線の林がヘッドで落とし、PA手前右に走り込んだFW後藤優介がダイレクトで右足を一閃。抑えの利いたシュートがゴール左に決まり、1点リードで前半を折り返した。

 後半も大分が自分たちのリズムで試合を進めていく。後半14分にはドリブルでPA内右に進入した林が渡辺に倒され、PKを獲得。同15分に林が自らキッカーを務めたが、右足のシュートは右ポストを直撃し、追加点のチャンスを逃した。

 それでも後半28分、福森が自陣PA付近でのボール奪取から圧巻のドリブル突破。長い距離を運んで敵陣PA手前左から中央へラストパスを送り、最後は途中出場からわずか2分のFW伊佐耕平が左足で流し込んだ。

 2-0とした大分は後半39分にベテランの山岸に代え、移籍後初出場となるDF岸田翔平をピッチへ送る。山口に所属する双子の兄・和人との兄弟対決にも注目が集まったこの一戦だが、FW岸田和人がハーフタイム中にすでに交代していたため、実現せず。弟・翔平が長崎に所属していた昨年10月23日のJ2第37節以来となるピッチ上での再会はお預けとなった。

 試合はこのまま終了し、大分が開幕戦以来、2試合ぶりの勝利。一方、山口は前節の福岡戦(1-2)に続き、九州勢との2連戦で2連敗を喫した。


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