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50歳14日のJ史上最年長弾!キングが語ったカズダンスへのこだわり

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歓喜のカズダンスを披露、全てが進化中のFW三浦知良

[3.12 J2第3節 横浜FC1-0群馬 ニッパツ]

 キングがカズダンスへのこだわりを口にした。12日に行われたJ2の第3節で横浜FCのFW三浦知良は今季初ゴールを記録。50歳14日の得点で自身の持つJリーグ史上最年長得点記録を更新し、1-0の勝利に貢献した。

 FWイバのシュートを相手GKが弾いたこぼれに詰め、PA内左の角度ない位置から左足で押し込んだ。GKを目前にし、DFも迫っていた場面で「あそこしかコースがなかった」という場所へ冷静に決めた。ゴールネットを揺らすと、ベンチ前へ一目散。DF田所諒に盛り上げられつつ、少しゆっくりめのカズダンスを披露。跪いて右手人差し指を掲げると駆け寄ってきたチームメイトとともに歓喜した。

 スタンドが大盛り上がりとなったカズダンス。それでも披露するのには戸惑いもあったようで、「確実に勝てる試合とはまだわからなかった。それにここのところ、カズダンスの勝率が良くない。去年も逆転負け、一昨年は追いつかれたのでちょっと心配になった」と言う。それでもファンの期待に応えて舞った。キングは「皆さんが書きやすいように」と冗談まじりにメディアへの気遣いも口にした。

 自身のプレーのみならず、カズダンスも50歳にして進化中だという。「研究しているんです」と茶目っ気たっぷりに言い、「早くやるよりもゆっくりの方が綺麗に写るかなと、あまり早くやりすぎるとガチャガチャ見えるのが正直あったので。ゆっくりやるといいというのが新たに分かったんです」と目尻にしわを寄せながら話した。

(取材・文 片岡涼)

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