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“マンUキラー”カンテがV弾! チェルシーが10人の昨季王者に1-0勝利でFA杯4強入り

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チェルシーが昨季王者のユナイテッドに勝利し、4強入りを決めた

[3.13 FA杯準々決勝 チェルシー1-0マンチェスター・U]

 FA杯準々決勝が13日に開催され、スタンフォード・ブリッジでチェルシーマンチェスター・ユナイテッドが対戦し、1-0でチェルシーが勝利。2012-13シーズン以来、4シーズンぶりの準決勝進出を決めた。

 プレミアリーグで首位を走るチェルシーは、6日のウエスト・ハム戦から2人を変更。MFウィリアンとMFネマニャ・マティッチをスタメンで起用した。対するユナイテッドは、9日に行われたヨーロッパリーグのロストフ戦から4人を変更。FWズラタン・イブラヒモビッチが3試合の出場停止、FWウェイン・ルーニーとFWアントニー・マルシャルが欠場の中、FWマーカス・ラッシュフォードを前線で起用し、3-4-3の左ウィングバックにはDFマッテオ・ダルミアンが入った。

 いかにもビッグマッチらしい慎重な立ち上がりとなった。連覇を狙うユナイテッドは前半12分、カウンターからラッシュフォードが前線でボールを受け、落としたボールをMFヘンリク・ムヒタリアンが左足ミドルで狙うもゴール右に外れる。チェルシーは同16分、センターサークル付近でパスを受けたMFエデン・アザールがドリブルで仕掛け、PA右に侵入して右足を振り抜くもGKダビド・デ・ヘアがセーブ。これで得たCKから最後にDFガリー・ケーヒルが決定的な右足ボレーを浴びせたが、デ・ヘアのビッグセーブに阻まれた。

 チェルシーがボール支配率を高めていく中、前半35分にアザールの足をひっかけたMFアンデル・エレーラがこの日2枚目のイエローカードを受け、退場処分。残りの時間を10人で戦うこととなったユナイテッドは、直後にムヒタリアンを下げてMFマルアン・フェライニを投入した。

 前半はスコアレスに終わったが、試合は後半の立ち上がりに動く。数的優位ということもあり、主導権を握るチェルシーは同6分、MFビクター・モーゼスのパスをPA手前で受けたMFエンゴロ・カンテがシュートコースを作って、右足一閃。低い弾道のミドルシュートがゴール左隅に吸い込まれ、チェルシーが先制に成功した。なお、カンテは今季公式戦2点目となったが、1点目も10月23日のユナイテッド戦だった。

 早々に失点してしまったユナイテッドは後半14分に決定機。DFマルコス・ロホの浮き球パスから、左サイドのハーフェーライン付近でDFダビド・ルイスと体を入れ替えてラッシュフォードが抜け出すと、巧みボールタッチでケーヒルを翻弄し、PA内に侵入して左足シュート。しかし、飛び出したGKティボー・クルトワに防がれ、同点のチャンスを逃した。

 直後の後半15分、チェルシーはウィリアンの右CKからフリーでニアに飛び込んだFWジエゴ・コスタがヘディングシュートもわずかにゴール右。同17分、28分にウィリアンが強烈なシュートを浴びせるも、GKデ・ヘアの牙城を崩すことができない。同36分には、チェルシーがMFセスク・ファブレガス、ユナイテッドがMFジェシー・リンガードを投入するもスコアは動かず、1-0のまま試合終了。チェルシーが完封勝利で4強入りを決めた。


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