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[Blue Wave winter league 2017 中四国]本格強化7年の倉敷翠松、中国新人戦で躍進なるか

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中国新人戦や総体予選、選手権予選での躍進が期待される倉敷翠松高

 間もなく強化8年目を迎える倉敷翠松高(岡山)が3月18日開幕の第9回中国高校新人大会に出場する。倉敷翠松は12日、中四国の強豪チームが冬季にチーム強化と選手育成を目指す「Blue Wave winter league 2017 中四国」S-2プレーオフで徳島北高(徳島)と激突。延長戦の末、1-2で敗れたが、真剣勝負によって経験値を高めている。

 この日は後半10分にMF三宅祥太のゴールで先制しながらも追いつかれ、延長戦の末に悔しい逆転負け。勝てば来季、「Blue Wave winter league 2017 中四国」のトップリーグである「S-1」昇格が決まっていただけに試合後の選手達の表情も冴えなかった。それでも、新鋭は今季プリンスリーグ四国参入を決めている徳島北と100分間の熱戦を展開。中国大会へ向けて前向きな試合をすることができた。

 元々女子校だった倉敷翠松は元岡山DFの青山裕高監督(弟は広島MF青山敏弘)就任から力をつけて13年の選手権予選で初の4強入りを果たすと、翌14年の総体予選では準優勝、そして今年の新人戦では玉野光南高を破って準優勝と一歩ずつ階段を登ってきている。

 青山監督も「(各年代のチームが)伸びてくれたなというところですね。以前と同じように倉敷市中心の子でやっている」という倉敷翠松。指揮官は「中国大会もありますし、今日は新チームになってから今までやってきたことをやろうと。戦えるか、試そうと。(結果は敗れたが)中国行ってどういう形になるか。まず1つ勝てるように頑張ります」と期待していた。

 4-1-4-1システムの要に位置するMF戸田啓太や主将のDF山本航大が中心選手。新人戦やフェスティバルで貴重なゴールを連発しているというFW赤澤宗興も楽しみな存在だ。まずは鳥取城北高との初戦を突破し、一試合でも多く戦って、総体予選や選手権予選に繋がる大会にする。

(取材・文 吉田太郎)

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