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これぞルヴァン杯の醍醐味! 手塚デビュー弾の柏、21歳以下の若手躍動で清水撃破

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[3.15 ルヴァン杯GL第1節 柏1-0清水 柏]

 ルヴァン杯が15日に開幕した。日立柏サッカー場では柏レイソル清水エスパルスが対戦。今季から21歳以下の選手を1名以上先発に含めるという『若手枠』が採用され、6名を先発させた柏が1-0で勝利した。

 リーグ戦2連敗中の柏は、GK桐畑和繁とMFドゥドゥ、MF手塚康平、FW大島康樹が今季公式戦で初出場。MF大津祐樹ら4選手が今季初スタメンとなった。対照的にリーグ戦2連勝中の清水は、今季加入のDF飯田貴敬(←専修大)とトップチーム昇格のDF立田悠悟がプロデビュー。GK植草裕樹ら3選手が今季初出場となり、MF村田和哉ら3選手が今季初スタメンを果たした。

 試合はいきなり動いた。前半3分、右サイドの高い位置でボールを奪ったDF小池龍太がクロスを送ると、相手のクリアボールを手塚が左足ダイレクトボレー。ペナルティーアーク手前から放たれたシュートがGKから逃げるようにゴールネットに突き刺さり、柏が先制点。柏アカデミー出身で、オネハンガ・スポーツ(ニュージランド)を経て、昨年古巣に復帰した20歳MFが日本でのプロデビュー戦で指揮官の起用に応えた。

 21歳以下の若き最終ラインが流れの中からチャンスを作れらせない柏は、前半16分にMF大津祐樹が左サイドの深くからクロスを入れ、相手のクリアボールから手塚が右足シュートも枠の上に外れてしまう。同20分には、ハーフェーライン付近でボールを奪い、FW中川寛斗のスルーパスから大津が立田をかわし、最後はFW大島康樹が右足を振り抜くもわずかに右に逸れ、追加点のチャンスを逃した。

 1点ビハインドの清水は前半25分、右サイドのスペースを突き、MF村田和哉がクロスを入れるも、MFミッチェル・デュークのヘディングシュートは惜しくも左に外れる。柏は同38分、浮き球パスを胸でおさめた大津が、反転から右足を振り抜くもゴール左。柏の1点リードで前半を折り返した。

 清水は後半開始からMF金子翔太を下げてMF野津田岳人を投入する。しかし、同4分に飯田がミドルシュートを放ったものの、その後は前半のように押し込まれ、同15分にDF二見宏志に代えて、リーグ戦全3試合でフル出場のDF松原后をピッチに送り込んだ。

 追加点が欲しい柏は後半22分、右サイドからのクロスの流れから大津が鮮やかな反転ボレーを放つも枠を外れる。すると、清水に流れが傾き、同32分に左サイドから松原がクロスを送ると、フリーで飛び込んだデュークがヘディングシュートもGK桐畑和繁に弾き出される。これで得た右CKから村田が上げたクロスをDFビョン・ジュンボンが頭で合わせたが決めきれず、最後まで1点が遠かった。

 立て続けのピンチを何とか防いだ柏は、後半35分にFW武富孝介、同37分にMF伊東純也をピッチに送り込む。すると、同39分にカウンターから大津がPA右に侵入し、中央の武富にラストパスを送るも、武富の左足シュートはGK植草裕樹の好セーブに遭う。さらに終了間際の同45分には、GK桐畑のゴールキックから武富が裏に抜け出すも、右足ループはわずかに左に外れ、試合はそのままタイムアップ。若手躍動の柏が1-0で逃げ切り、白星スタートを切った。


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