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“スーパーサブ”田中達也が今季4戦4発目!!鳥栖2度リードも新潟が追いつく

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[3.15 ルヴァン杯GL第1節 鳥栖2-2新潟 ベアスタ]

 ルヴァン杯のグループリーグ第1節が15日に行われ、ベストアメニティスタジアムでB組のサガン鳥栖アルビレックス新潟が対戦し、2-2で引き分けた。

 鳥栖は直近のリーグ戦からGK権田修一、DF吉田豊、MF福田晃斗を除く先発8人を変更。新潟もDFソン・ジュフン、MF加藤大、MF原輝綺を残し、8人のスタメンを入れ替えた。なお、今季から21歳以下の選手を1名以上先発に含めるギュレーションが創設され、鳥栖はU-18から今季トップ昇格したFW田川亨介(18)を起用。新潟は市立船橋高出身の高卒ルーキー原(18)が公式戦4試合連続のスタメン出場を果たした。

 先に攻撃のリズムをつかんだのは鳥栖だった。田川とFW趙東建の2トップが前線をかき回すと、前半4分にその田川のパスを受けた趙東建がPA内左から左足で強烈なシュート。しかし、ここは移籍後初出場となる新潟GK大谷幸輝が立ちはだかった。

 前半8分には田川が相手陣内中央でファウルを受け、直接FKを獲得する。キッカーを務めたのは、この日が鳥栖デビューとなったMF水野晃樹。右足で弾丸シュートを見舞うが、わずかにゴール右へ外れた。

 それでも鳥栖は前半のうちに均衡を破る。前半22分、右サイドのオープンスペースでボールを受けた田川が中央を確認し、右足でクロスを供給。ニアの相手DFに当たってコースが変わると、PA内やや右で待ち構えていた水野が左足で合わせる。アウトにかかったシュートが左ポストの内側を叩き、ゴールネットを揺らした。

 前半は鳥栖が挙げた1点のみだったが、後半は目まぐるしくスコアが動いた。後半14分にMF加藤大とMF田中達也、原とMF本間勲を交代していた新潟は同21分、右サイドを強引に突破したFW鈴木武蔵が右足でグラウンダーのクロスを出す。PA中央のライン付近で受けた田中が右足でゴール左へ流し込み、スコアをタイに戻した。

 1-1のまま終盤を迎えると、後半45分にホームの鳥栖が勝ち越す。相手を押し込んだ状態から右サイドの水野が右足でクロス。相手DFに頭で跳ね返されるも、こぼれ球に走り込んだ途中出場のMF高橋義希が左足でダイレクトシュートを放つ。低くバウンドしたボールがゴール左下に吸い込まれ、勝利を大きく近づける1点を奪った。

 だが、ここで試合は終わらなかった。直後の後半アディショナルタイム1分、新潟MF端山豪が柔らかい浮き球スルーパスを出すと、PA内右に走り込んだ田中が巧みなトラップを見せ、角度のない位置から右足を一閃。低く抑えたシュートがGK権田の右手をすり抜け、ゴール左隅に突き刺さった。田中はリーグ戦を含め、これで公式戦4試合で4得点目。全て途中出場から決めているベテランのスーパーサブが土壇場でチームを救った。


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