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香川真司、ポカールフル出場も地元メディアは及第点「2点目の起点となったが…」

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MF香川真司の評価は及第点

 ドルトムントは14日に行われたDFBポカール準々決勝で3部所属のロッテに3-0で勝利している。地元メディアはブンデスリーガ前節に続きフル出場を果たした日本代表MF香川真司のパフォーマンスに一定の評価を与えた。

 ロッテ戦では57分、MFウスマン・デンベレからのクロスをクリスチャン・プリシッチが押し込むと、66分には香川が送り込んだクロスが起点となり、ワントップでプレーしたアンドレ・シュールレが追加点をマーク。83分にはDFマルセル・シュメルツァーが直接FKを決め、最終的にはドルトムントが3-0で勝利している。

 香川は11日のブンデスリーガ第24節ヘルタ・ベルリン戦で久々に先発メンバーに名を連ねていたところ。ドルトムントはそのアウェーマッチは1-2で敗れたものの、ドイツ各メディアはアシストを記録した香川にチーム最高の採点をつけていた。今後へのアピールに成功したとも見られた香川をトーマス・トゥヘル監督はロッテ戦で2試合連続で先発起用し、現地の評価が気になるところだ。

 序盤にチャンスを許したドルトムントだが、地元紙『WAZ』は香川を含むチームの7人に対し「3」と及第点をつけている。GKロマン・ビュルキのパフォーマンスをチーム最高の「2.5」とした同紙は、香川について「ドルトムントの他のクリエイティブプレーヤーと同様、日本人選手はロッテのハードな対応や凸凹のピッチに苦しんだ」とコメント。だがそれでも「ミスはやや少なかった。ハーフタイム直後にそれまでの(チーム)最大のチャンスが訪れたが、相手GKがそれを阻止(49分)。クロスで2点目の起点となった」とも記されている。

 『ルールナハリヒテン』では香川への採点は「3.5」。ビュルキ(「2」)、DFマティアス・ギンター(「4」)を除くほかのプレーヤー全員に「3」~「3.5」をつけた同紙は、香川については「難しいピッチコンディションを予想以上にうまくマスターした」と指摘。だが、ヘルタ戦で見せた好調ぶりはロッテ戦で「完全には維持できなかった」と続けつつ、『WAZ』と同様、後半開始直後には好機を決め切れなかったことや2点目の起点になったことに言及している。

 ドルトムントは4月25日に行われるポカール準決勝でバイエルンと対戦することになる。だが香川に関しては、この2試合で17日のブンデスリーガ次節、インゴルシュタットとのホームマッチに向けてアピールできたのかに注目したいところだ。

(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

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