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頭突き退場のナスリが“被害者面”バーディを批判「記者が書けないようなことを言いたかったが…」

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FWジェイミー・バーディに頭突きを見舞ったとして退場処分を受けたMFサミル・ナスリ

 セビージャのMFサミル・ナスリレスター・シティのFWジェイミー・バーディへの頭突きで退場となった場面について、今も納得がいっていないようだ。英『フォー・フォー・トゥー』が伝えている。

 セビージャは14日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の決勝トーナメント1回戦第2戦でレスターと対戦した。ホームでの第1戦を2-1で制していたセビージャだったが、敵地でのリターンマッチでは後半9分までに2失点。さらに同29分には、ナスリがバーディに対する頭突きでこの日2度目の警告を受けて退場し、チームもそのまま2試合合計2-3で敗れた。

 ナスリは自身の退場シーンを振り返り、バーディが演技で頭突きを受けたと見せかけて倒れたのだと批判している。

「うまくやられたね。俺らが顔を突き合わせたとき、突然彼が地面に倒れたんだ。もっとタフな男だと思っていたんだけどね。彼が俺の顔に近づいてきて、そのあと倒れたんだよ。うまくやられてしまった」

「俺も反応したけど、相手に当たってはいなかった。頭突きなんてしてないさ。彼が勝手に倒れて、審判が2人にイエローカードを出したんだ。(バーディがナスリを退場させるためにダイブをしたのか?という質問に対し)そう思わないか? あのときの映像を見てみてほしい」

「もし彼が外国籍の選手なら、イングランドのメディアは彼を卑怯だと言ったはずさ。俺からすれば、彼は卑怯なんだ。レスターは2-0で勝っていた。プレーも男らしかったさ。そして勝利した。彼らの方が俺らよりも優れたチームとは思わないけど、結果的には2-0で勝った。それだけのクオリティーがあるということだ。バーディは国際的にも有名な選手だ。あんなことをする必要はないはずだ」

 バーディの狡猾さにしてやられたと話すナスリは、退場後も怒りが収まらなかったというが、暴言を吐くのはどうにかとどまったようだ。「彼のことについてもっと抗議したかったけど、あのときはあまりにもカメラやセキュリティーが多すぎた。俺も来年のことを考えると、大きな懲罰は食らいたくなかった。なんて言おうとしたかって? 君たちが書けないようなことをだ」と明かした。


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