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国際経験、サイズ、攻撃センス…ハリルを魅了した高萩「すぐに呼びたいと思った」

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約3年8か月ぶりの代表復帰となったMF高萩洋次郎はハリルジャパン初選出

 その攻撃センスに魅了された。MF高萩洋次郎(FC東京)が13年7月の東アジア杯以来、約3年8か月ぶりの代表復帰を果たし、ハリルジャパン初選出。バヒド・ハリルホジッチ監督は「去年、FCソウルにいたときから追跡している選手」と明かし、「FC東京でプレーし始めてすぐに彼を呼びたいと思った」と、今季加入した新天地でレギュラーをつかんでいる30歳の招集を決断した。

 広島時代は主にシャドーストライカーを務めていたが、FC東京ではダブルボランチの一角としてプレー。「今の彼のFC東京でのポジションを見ると、良いパフォーマンスで興味深いものを見せてくれている」と、ハリルホジッチ監督は高い評価を口にした。

「彼からのボールで攻撃が始まるという質の高いプレーを見せていた。ゲームの読みも良いと感じた。すごくスピードがあるタイプではないが、組み立ての中で違いを見せることができる。FKも蹴れる」

 ボランチあるいはトップ下での起用を模索しているようで、オーストラリアや韓国でのプレー経験のほか、そのサイズも魅力だった。「国際的な経験もある選手。(身長が)183cmあるので、体格にも恵まれている。我々のディフェンスに向かってくるボールを考えたときも、彼は有用な選手になると思う」。MF、FW登録の14選手の中では最長身。中盤の防波堤としても期待しているようだ。

「彼を呼んだから必ず使うということではない。手元で彼の状態、メンタル的な部分も見てみたいと思う」。いきなりの起用には慎重な姿勢も見せたが、トレーニングの中でどれだけアピールできるか。「我々とは初めてのコンタクトになる。我々のトレーニング、戦術の中で彼を見たい。その中で彼の行動がどうなのか」と、指揮官も楽しみにしていた。

(取材・文 西山紘平)

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