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「緊張はあった」 ウイルソンが過去の失敗振り払う決勝PK! 甲府が今季初勝利…大宮は開幕4連敗に

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ウイルソンが過去の失敗を振り払い決勝点を決めた

[3.18 J1第4節 甲府1-0大宮 中銀スタ]

 J1リーグは18日、第4節を行った。山梨中銀スタジアムではヴァンフォーレ甲府大宮アルディージャが対戦。互いに今季初勝利を目指した一戦は1-0で甲府が勝利した。

 甲府は12日に復帰が発表されたばかりのMF阿部翔平が早速スタメン出場を果たすと、前半2分に左サイドの阿部のクロスから最後はMF小椋祥平が右足シュート。ゴール前の密集地を抜けたシュートはGKの正面を突くも、甲府は阿部が攻撃の起点となって大宮ゴールに迫る。さらに同45分には、前線からのチェイシングでボールを奪い、MF堀米勇輝が左足でミドルシュートを放ったが、枠を外れ、先制とはならなかった。

 対する大宮は、MF江坂任やFWドラガン・ムルジャ、FW大前元紀が前線で流動的に動き回り、果敢に裏を狙い続けた。前半31分、右サイドの大前のFKからDF山越康平がヘディングシュートも枠を捉えきれず。同アディショナルタイム2分には、後方からのフィードにムルジャが抜け出し、PA左から左足シュートもGK岡大生に止められ、前半をスコアレスで折り返した。

 均衡した状況が続く中、後半16分に甲府に決定機。右サイドから堀米、MF田中佑昌とつないで中央でフリーとなったFWウイルソンがGKと1対1の場面で右足を振り抜くも、GK加藤順大に止められ、チャンスを逃す。それでも同23分、MF兵働昭弘の右CKで競り勝ったウイルソンがムルジャのファウルを受けてPKを獲得する。

 キッカーはもちろんウイルソン。しかし、ホーム開幕戦となった4日の鹿島戦が頭をよぎったという。0-1で迎えた後半アディショナルタイム、MF道渕諒平が獲得したPKをウイルソンが左に蹴るも、GKクォン・スンテに止められ、同点に追いつくことができなかった。「ある程度、緊張感はあった」と語りながらも、前回と同じゴール左に力強く蹴り込んだシュートがゴールネットに突き刺さり、ウイルソンは雄叫びを上げた。

 試合はそのまま1-0で終了。ここまでルヴァン杯を含めて勝利がなかった甲府が、待望の吉田達磨監督体制で初勝利をおさめた。一方、大宮は開幕から4連敗。厳しい状況が続いている。


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