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28歳バースデーで決勝点演出の香川「カズさんのおかげで…」

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28歳のバースデーゲームを勝利で飾ったMF香川真司

 28歳のバースデーゲームを勝利で飾った。ドルトムントの日本代表MF香川真司は17日のインゴルシュタット戦(1-0)で公式戦3試合連続のフル出場。前半14分には鋭いターンからのスルーパスで決勝点を演出し、公式戦2連勝に貢献した。

 中2日、中2日での公式戦3連戦。そのすべてにフル出場した香川は「きつすぎて、やばかったですね」と、苦笑いを浮かべながら率直な感想を吐露した。「勝ってホッとしたというのが一番大きかった」。リーグ戦は2試合ぶりの白星。15日の練習で膝を痛め、出場が危ぶまれていたが、「打撲だけしたけど、問題はないので大丈夫です」と、90分間を走り抜いた。

 前半14分、ハーフウェーライン付近で縦パスを受けると、素早い反転から絶妙なスルーパス。左サイドのスペースに飛び出したMFマルセル・シュメルツァーがダイレクトで折り返し、FWピエール・エメリク・オーバメヤンが左足で先制点を流し込んだ。

 公式戦3試合連続でゴールを演出し、これが決勝点に。28歳の誕生日当日に迎えた一戦を1-0の完封勝利で締めくくった。「年を取ることに対してネガティブになるのがサッカー界」という香川だが、まだまだ成長していくことができると確信している。

 海の向こうで奮闘を続ける偉大な先輩たちの姿も刺激になっている。「Jリーグでは俊さん(中村俊輔)、カズさん(三浦知良)含めて、上の人があれだけ頑張っている。カズさんのおかげで、あらためて客観的に28歳ははるかに若く見えるし、それは感謝したいですね」。史上初の50歳Jリーガーとなり、12日のJ2群馬戦では50歳14日の史上最年長ゴール記録も更新したカズは22歳も年上だ。

「まだまだ年寄りじゃないんでね。良い歳だと思っているし、この1年を良い年にするためにも、もっと成熟して、成長していきたいと思います」。日本代表の背番号10は、あらためて28歳の抱負を述べた。

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