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李漢宰の“追い風V弾”で町田が待望の今季初勝利!群馬痛恨の開幕4連敗

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[3.19 J2第4節 群馬0-1町田 正田スタ]

 J2リーグは19日、第4節2日目を行い、正田醤油スタジアム群馬ではザスパクサツ群馬FC町田ゼルビアが対戦した。MF李漢宰のゴールが決勝点となり、町田が1-0で群馬を下した。2分1敗と未勝利だった町田は待望の今季初勝利。対する群馬は痛恨の開幕開幕4連敗を喫した。

 強風が試合に影響を与えた。前半風下だった町田は同15分、敵陣中央でFKを獲得。李漢宰が低い弾道でゴール前にクロスを入れると、DF深津康太が落とし、MF谷澤達也が右足ミドルで叩いたが、シュートはゴール上へ。同23分にはMF重松健太郎がPA手前の位置で右足を振り抜き、渾身のミドルシュート。風に流されない強烈なシュートだったが、惜しくもクロスバーを越えた。

 前半27分には群馬が決定機を迎える。GK高原寿康のキックミスから、FW岡田翔平に当たったボールの跳ね返りを高井が収め、ゴール前で決定的なチャンス。しかし、DFに囲まれ、フィニッシュまで持ち込むことはできなかった。町田も前半37分、谷澤が自陣からドリブルで運び、PA内のDF土岐田洸平にスルーパス。ラストパスを受けた重松がゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定となり、スコアレスで前半を折り返した。

 後半は風上に立った町田がさらに攻め込む。李漢宰や土岐田がミドルシュートで群馬ゴールを強襲すると、後半19分に試合が動く。中島からのパスに抜け出した李漢宰がドリブルで右サイドを駆け上がり、PA右から浮き球クロスを送る。シュート性のクロスは風に乗って伸びたのかクロスバーに直撃。GK清水慶記がセーブできず、ゴールネットに吸い込まれて先制点となった。終盤は守備固めをして1点を守り抜き、町田が1-0で完封勝利を飾った。

 “追い風”に乗った決勝ゴールを決めた李漢宰は「スーパーシュートだった。風に助けられた」とニヤリ。試合の鍵を握ったのは“風”。「風が強くてサッカーらしいサッカーはできなかったけど、ハードワークを90分間できた結果」と今季初白星に胸を張った。相馬直樹監督も「我々が風上の時にチャンスが来るだろうなと思っていた」と明かした。風を味方につけて試合を支配し、町田が待望の勝ち点3を手にした。


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