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代表復帰G大阪MF今野、クロスに飛び込んでの先制点は「本能」

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日本代表に復帰したMF今野泰幸が後半12分に先制点を奪った

[3.19 J1第4節 G大阪1-1浦和 吹田S]

 苦しい中で手繰り寄せた先制点だった。前半から浦和の猛攻に苦しめられたガンバ大阪だが、後半12分、日本代表に復帰したMF倉田秋がドリブルで持ち込むと、左サイドに展開。DFオ・ジェソクがダイレクトで折り返すと、中央に飛び込んだ同じく日本代表に復帰するMF今野泰幸が頭で押し込み、均衡を破った。

 流れるようなパスワークから浦和守備網も完全に崩しての得点シーン。今野は「本能でやったという感じ」と自身の得点を振り返った。

 しかし結果的には後半アディショナルタイムに与えたPKでドローに持ち込まれたという試合だったが、試合記録の総シュート数の欄、4-16が示す通り、内容では完敗。今野も「連携だったり、守備の組織だったり、攻撃面でももっともっとバリエーションを増やすとか、まだまだなのかなと感じた」と認めた。

 今野はW杯アジア最終予選を戦う日本代表に招集された。ハリルジャパン初陣となった15年3月以来の招集を決断したバヒド・ハリルホジッチ監督は、34歳ベテランMFの経験値を評価した。「誰が出るかわからないし、行ってからの競争だと思う」と話した今野は、「僕にしかできないプレーもあると思う」と意気込みを語った倉田との共闘を誓った。

(取材・文 児玉幸洋)
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