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群馬、ルーキー高井の先制弾も泥沼5連敗…岡山は豊川の逆転弾で2連勝

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[3.26 J2第5節 群馬1-2岡山 正田スタ]

 J2リーグは26日、第5節2日目を行った。ファジアーノ岡山は敵地でザスパクサツ群馬と対戦し、2-1で逆転勝利。2連勝とした。一方、群馬は開幕から5連敗となっている。

 前半の主導権を握ったのは群馬だった。前半20分、人数をかけて攻め込むと、MF舩津徹也のスルーパスをFW高橋駿太がPA内でフリーで受けるも右足シュートは枠上に外れた。同28分には、MF山岸祐也のフィードで右サイドのスペースに抜け出した高橋がクロスを上げ、ニアに走り込んだFW小林竜樹が頭で合わせたが、惜しくも枠を外れた。

 その後も群馬の時間帯が続くと、前半40分にスコアが動く。最終ラインのDF市川恵多が正確なフィードを前線へ供給すると、裏に抜け出した小林がPA右から右足シュート。GK一森純が弾いたボールをFW高井和馬が右足で押し込み、群馬が先制に成功する。なお、群馬はここまで1得点にとどまっていたが、その得点も大卒ルーキーの高井によるものだった。

 岡山は直後の前半41分、FW藤本佳希に代えてFW赤嶺真吾を投入。長澤徹監督が前半のうちに交代カードを使ってきた。すると、前半終了間際の45分、右クロスに競り合ったDF一柳夢吾の肘がFW豊川雄太の顔面に入り、一柳のファウルでPKを獲得。これを赤嶺が落ち着いてゴール左隅に沈め、前半を1-1で終えた。

 追いついて後半を迎えた岡山は、セットプレーやクロスを赤嶺に供給し、攻撃の形を作っていく。同8分、DF喜山康平がPA左脇からクロスを上げ、赤嶺が頭で合わせたが、枠を捉えられず。群馬は同16分、右サイドのFKからMF岡庭裕貴がゴール前に放り込むと、ニアのDFパク・ゴンがヘディングシュート。これがゴールネットに突き刺さったが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。

 互いの意地がぶつかり合う一戦。岡山は後半24分、MFパク・ヒョンジンが左サイドを切り裂き、ライン際からクロスを供給し、豊川が頭で合わせたが、クロスバーの上。なかなか枠を捉えきれずにいると、同29分に途中出場の赤嶺がDF澤口雅彦との交代を余儀なくされた。

 それでも決勝点は岡山に生まれた。後半36分、左サイドからMF関戸健二がクロスを上げると、喜山が倒れ込みながら左足ボレー。これをゴール前の豊川が胸でコースを変え、ゴールネットを揺らした。逆転に成功した岡山は、群馬がFW岡田翔平、MF出岡大輝と攻撃的な選手を送り込んだが、同点を許さず、2-1で逃げ切り勝利。今季初勝利を飾った前節に続く連勝となった。


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