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高額移籍金がネックのベッラッティ、仏メディアによる批判がパリSG退団を後押し?

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移籍の噂が絶えないMFマルコ・ベッラッティ(左)

 パリSGのMFマルコ・ベッラッティ放出を望む派閥がフランスで生まれていると27日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。

 ベッラッティは2012年7月にセリエBペスカーラからパリSGに加入した。パリSGでは今年で5シーズン目となった。今年で25歳を迎えるイタリアの至宝には移籍のうわさが絶えない。しかしパリSGとの契約は2021年までと長く、移籍には莫大な資金が必要となる。

 だが現在、フランスでベッラッティの放出を望む派閥が生まれており、これが移籍の後押しとなる可能性がある。

 その筆頭に挙げられるのが、フランスサッカー界で影響力を持つジャーナリストのダニエル・リオロ氏だ。リオロ氏は先日、フランスのラジオ放送『ラディオ・モンテカルロ』の番組でベッラッティや代理人のドナート・ディ・カンプリ氏を非難した。

 リオロ氏はパリSGへの批判やベッラッティの去就についての発言を繰り返すディ・カンプリ氏に対し不快感を抱いており、ベッラッティは「パリSGにとって不可欠な選手ではない」と語った。

■元フランス代表戦士も賛同

 また元フランス代表のクリストフ・デュガリー氏も、「(エンゴロ)カンテかベッラッティかと問われれば、才能では劣っていても、確実なカンテを絶対選ぶ」と話し、将来が不確かなベッラッティよりも、パリSGが獲得に興味を示しているチェルシーのMFを希望した。

 続いて著名ジャーナリストのピエール・メネス氏は「ベッラッティはもっと謙虚になるべきだ。まだシャビのレベルにはたどり着いていない。パリSGは24歳の若造の言いなりになるべきではない」とパリSGに対応の改善を要望した。そしてベッラッティを「1億ユーロ(約120億円)で放出するべき」だと話した。

 1億ユーロの移籍金となると、獲得できるクラブは資金の潤沢なビッグクラブや中国や中東のクラブに限られるが、来夏に向けてベッラッティの動向は注目されるところだ。


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