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約10か月ぶりゴールで歓喜の咆哮!! MF香川「必ず結果を残したかった」

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約10か月ぶりに代表戦でゴールを決めたMF香川真司(ドルトムント)

[3.28 W杯アジア最終予選 日本4-0タイ 埼玉]

 チームに勢いをもたらすゴールを陥れた。23日に行われたアウェー・UAE戦に続き、トップ下の位置に入った日本代表MF香川真司(ドルトムント)はシュートがネットを揺らすと、歓喜の雄叫びを上げた。

 スコアが動いたのは試合開始早々の前半8分。DF森重真人(FC東京)のロングフィードを右サイドで受けたFW久保裕也(ゲント)が深い位置まで運んでグラウンダーのクロスを送ると、ニアサイドに走り込んだFW岡崎慎司(レスター・シティ)がつぶれ役となり、ボールはファーサイドで待ち構える香川へと届く。

「裕也が右サイドを抜けたとき、入るタイミングを少しずらして入ったら、うまく岡ちゃん(岡崎)がニアサイドでつぶれてくれた」。ボールを受けると、シュートフェイントを一つ入れて、寄せてきた相手DFのタイミングをずらしてコースを生み出し、右足で落ち着いてゴールを陥れた。「うまくかわせられて決められた。タイミングも含めて、良いゴールだったと思う」と代表では昨年6月3日のキリン杯・ブルガリア戦以来、約10か月ぶりのゴールに喜びを表した。

「個人的には結果が常に求められる中で、(結果を)出せていなかったので、この2連戦で必ず残したかった。攻撃の選手は常にそういう気持ちがあると思うので、そういう意味ではホッとしているというのが、正直あります」

 安堵の表情を浮かべた背番号10。所属するドルトムントでは出場機会が限られるなど厳しいシーズンを過ごしているが、公式戦ここ3試合は連続してフル出場を果たすなど、復調の兆しを見せている。だが、今季ブンデスで無得点ということもあり、「僕自身のクラブでの結果は物足りない」と厳しい表情を見せると、「改めて、この2、3か月でしっかりクラブで結果を残して、また6月(の最終予選)に備えたい」と、クラブでの結果を手土産に6月シリーズに合流したいと意気込んだ。

(取材・文 折戸岳彦)

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