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[ミズノカップ U-18 IN うどん県]後半喫した連続失点などを反省。準優勝の桃山学院は課題改善して大阪制覇目指す

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ミズノカップ準優勝の桃山学院高

[3.30 ミズノカップ決勝 桃山学院高 0-3 神戸弘陵高 香川県サッカー場]

 桃山学院高は立ち上がり、188cmの注目エースFW茶谷椋(新3年)が個で仕掛けて左足シュート。6分にはFW角川倫久(新2年)の折り返しを茶谷が狙い、そのこぼれ球をMF三島勇稀(新3年)が右足で狙う。直後の7分には左CKからDF山本楽人(新3年)がヘディングシュートを放つなど一気に流れを傾けようとした。

 だが、序盤の好機を逸すると、徐々に球際での勢い、攻守の切り替えの部分などで神戸弘陵高との差が生じ、相手のファインゴール3発に沈む形で準優勝となった。

 堀佳津之監督が指摘したのは、後半の勝負どころの守りで我慢できなかった点だ。「気持ちが落ちた時間帯もあった。まだ甘かった」。試合終盤は攻め続ける時間帯もあっただけに、0-1、もしくは0-2で我慢できず、また0-3となってから自分勝手なプレーをしていた選手がいたことも反省材料に挙げていた。

 指揮官は「まだまだ甘いですね。(準優勝はしたが)勘違いしないようにしていきたい」。16年度は全国高校総体で同じ大阪勢の履正社高が8強入りし、全国高校選手権でも東海大仰星高が初の4強と躍進。プリンスリーグ関西を制した阪南大高は今年、プレミアリーグに戦いの場を移す。現在、大阪府の戦いは非常にレベルが高く、局面でのプレッシャーなど、全国の強豪が集まったミズノカップ以上の部分も多いという。その戦いを乗り越えるために、ミズノカップで出た課題をまた修正して大阪制覇を目指す。

(取材・文 吉田太郎)
ミズノカップ U-18 IN うどん県

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