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バチバチの上位対決は両者譲らずドロー…シティが2度先攻もアーセナルが追いつく

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アーセナルとマンチェスター・シティの上位対決は両者譲らずドロー

[4.2 プレミアリーグ第30節 アーセナル2-2マンチェスター・C]

 プレミアリーグ第30節が2日に行われ、エミレーツスタジアムでは、アーセナルマンチェスター・シティが対戦し、2-2で引き分けた。

 アーセン・ベンゲル監督の去就問題に揺れる6位のアーセナルは、17日のWBA戦から3人を変更し、負傷したGKペトル・チェフに代わってGKダビド・オスピナが今季リーグ戦初先発。MFメスト・エジルやMFフランシス・コクランもスタメンに名を連ねらた。一方、4位のシティは19日のリバプール戦から1人変更。MFヤヤ・トゥレに代えてMFヘスス・ナバスが先発起用され、右サイドバックに入った。

 終盤に向けて色々な意味を持つ重要な上位対決は、立ち上がりからオープンな展開となり、開始5分でゴールネットが揺れた。シティは自陣のMFケビン・デ・ブライネのダイレクトスルーパスで抜け出したMFレロイ・サネが飛び出したGKをかわして左足シュート。カバーに戻ったDFローラン・コシールニーのスライディングもわずかに届かず、ゴールに吸い込まれ、シティが幸先よく先制した。

 さらに攻め込むシティは前半10分、MFダビド・シルバが右サイド深くからマイナスに落とし、デ・ブルイネの右足シュートは右ポスト直撃。跳ね返りをシルバが回収し、左足を振り抜いたが、GKオスピナのセーブに阻まれた。

 シティが押し気味に試合を進める中、前半40分にアーセナルが追いつく。ショートコーナーの流れからFWアレクシス・サンチェスが上げたクロスはクリアされるが、DFシュコドラン・ムスタフィがヘディングで再びゴール前に送り、これに反応したウォルコットが粘って右足シュートを決め、試合を振り出しに戻した。

 しかし、シティも前半42分に波状攻撃から勝ち越しゴールを決める。左サイドを抜け出したデ・ブルイネの左足シュートは左ポストを叩く。セカンドボールから再びデ・ブルイネが仕掛け、MFラヒーム・スターリングのリターンをPA中央で受けるもコシールニーがカットされる。それでも、こぼれ球を拾ったシルバのラストパスをPA右で受けたFWセルヒオ・アグエロが右足をシュートを左サイドネットに突き刺し、2-1で前半を終えた。

 後半開始から互いに交代カードを1枚使う。アーセナルはコシールニーを下げてDFガブリエル・パウリスタ、シティはスターリングに代えてトゥレを入れた。後半も上位対決らしく熱のこもった激しい試合となったが、次にスコアを動かしたのはアーセナルだった。同8分、MFメスト・エジルの左CKからムスタフィが打点の高いヘディングシュート。これがゴール右隅に吸い込まれ、アーセナルが2-2と再び同点に追いついた。

 シティは後半12分にMFフェルナンジーニョが強烈なミドルシュートを浴びせるがGKオスピナがファインセーブ。さらに同21分には、右サイドからナバスが上げたクロスをニアのアグエロが頭で合わせる。決まったかに思われたが、GKオスピナの横っ飛びセーブに遭い、突き放すことができない。

 終盤に向けてはシティが敵陣でパスを回す時間が長くなったが、スコアは動かず。アーセナルもFWアレックス・イウォビを入れて、最後まで逆転を狙ったが叶わず、試合は2-2のまま終了。アーセナルは連敗を2で止め、シティは3試合連続で引き分けに終わった。


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