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小林祐希25戦連続スタメン…頼れる闘将復帰のヘーレンフェーンが5戦ぶり白星

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ヘーレンフェーンが5試合ぶりに勝利を挙げた

[4.4 エールディビジ第29節 ヘーレンフェーン3-0スパルタ・ロッテルダム]

 エールディビジは4日、第29節1日目を行った。MF小林祐希の所属する8位ヘーレンフェーンは、ホームで13位スパルタ・ロッテルダムと対戦。3-0で快勝し、5試合ぶりに勝ち点3を獲得した。小林は移籍後リーグ戦25試合連続でスタメン起用され、フル出場で勝利に貢献している。

 小林はこの日もアンカーで先発。前半からチームとしてパスミスが目立ち、ボールを保持しながらチャンスはそれほど多く作れない展開となった。小林は前半10分に左サイドからドリブル突破。ボールタッチが乱れて相手に渡り、奪い返そうとスライディングしたところでイエローカードを受ける。小林にとってはデビュー戦の第5節トゥエンテ戦(3-1)以来、24試合ぶり今季2度目の警告となった。

 前半24分にはヘーレンフェーンにビッグチャンスが訪れる。味方のスルーパスに走り込んだFWレザ・グーチャンネジャドがPA内中央で右に持ち出しながら相手GKをかわし、右足でシュート。しかし、ゴールライン上にカバーに入ったDFに阻まれ、こぼれ球を拾って打った左足のシュートも戻ったGKにブロックされた。

 スコアレスで後半を迎えると、ヘーレンフェーンは小林をアンカーから左インサイドハーフに配置変更。徐々に攻撃のリズムが生まれ、後半11分には先制に成功する。右サイドバックのDFステファノ・マルゾがクロスを送ると、PA内右に走り込んだMFペッレ・ファン・アメルスフォールトが右足で相手GKの頭上を越すループ気味のシュートを放ち、ネットを揺らした。

 先制ゴールを挙げたアメルスフォールトは、後半19分にキャプテンのMFスタイン・スハールスと交代。負傷の影響で第17節ビレム戦(1-2)を最後に出場から遠ざかっていた頼れる33歳のオランダ代表MFの戦線復帰により、ヘーレンフェーンはさらに勢いづく。

 後半27分、相手陣内の左寄りでFKを獲得し、キッカーのFWサム・ラーションが右足でクロス。PA内中央のDFヨースト・ファン・アーケンがバックヘッドで合わせたボールがゴール右に吸い込まれ、リードを2点に広げた。

 さらに後半36分には左サイドを突破したラーションがPA内左から折り返す。相手GKに弾かれるも、跳ね返りをグーチャンネジャドが押し込み、今季17得点目で3-0とした。ヘーレンフェーンは守備でも集中力を保ち、無失点のままタイムアップ。第24節のローダ戦(3-0)以来、5試合ぶりに白星を飾った。


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