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ローマ勝利も届かず…ラツィオが“180分ローマダービー”制して2年ぶり決勝へ

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ラツィオが2年ぶりの決勝に勝ち上がった

[4.4 コッパ・イタリア準決勝第2戦 ローマ3-2ラツィオ]

 コッパ・イタリア準決勝第2戦が4日に行われ、ホームのローマラツィオを3-2で下した。しかし第1戦はラツィオが2-0で勝利しており、2戦合計4-3と上回ったラツィオが決勝に勝ち進んだ。決勝では5日に行う準決勝もうひと試合、ナポリ対ユベントスの勝者と対戦する。

 敵地での第1戦を0-2で落としていたローマは、攻めるしかないと前がかりに試合を進める。しかし先制はラツィオ。前半37分、FWチーロ・インモービレのシュートのこぼれ球MFセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチが押し込んで、ラツィオが先制に成功した。

 ただローマもすぐに同点弾を奪う。前半43分、右サイドからチャンスを作ると、クロスボールのクリアミスに反応したFWステファン・エル・シャーラウィが右足にダイレクトに当てて試合を振り出しに戻す。

 1-1で折り返した後半、先に点を奪ったのはまたもラツィオだった。後半11分、右サイドから出たロングパスで完全に裏に抜けたインモービレがGKとの1対1を冷静に制して再び勝ち越しに成功した。

 だがローマは諦めない。後半21分にエル・シャーラウィのシュートのポスト跳ね返りを、FWモハメド・サラーが押し込んで再び同点とすると、終了間際の45分にはMFラジャ・ナインゴランのシュートはGKに防がれたが、こぼれ球をサラーが押し込み、逆転に成功した。

 しかしローマが勝ち上がるには、アウェーゴールを奪われていることからもあと2点が必要で、残り時間では不可能なミッションだった。180分のローマダービーを制したラツィオが2年ぶりの決勝に駒を進めた。


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