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[プレミアリーグEAST]ザ・タフネス。浦和が誇る世代最強DF橋岡大樹

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浦和レッズユースDF橋岡大樹

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017プレミアリーグEAST

 昨季、浦和レッズユースの試合を観ていた他クラブのコーチが漏らしたこんな一言は印象的だった。「何かJユースっぽくないDFですよね」。中学3年生から浦和ユースのディフェンスラインで体を張り続ける男、DF橋岡大樹についての言葉である。

 ある意味で先入観に基づく言葉なのだが、なるほど言いたいことは分かるらないでもない。橋岡のプレースタイルを一言で表すならば、「タフネス」だろうか。対面の敵を力強く粉砕し、空中戦に関しては「絶対に負ける気はない」という言葉どおりの強さを押し出し、追い込まれた土壇場の攻防においては特に粘り強さを発揮していく。逆境で声を出して周りを鼓舞するようなメンタリティーもある。各年代別の日本代表に名を連ね、昨年は飛び級でU-19日本代表候補にも選ばれていた紛れもないエリート選手ではあるのだが、確かに「JユースのDF」という一般的イメージからは少し外れた選手かもしれない。

 本人からもエリートっぽい言葉は聞こえてこない。ひとたび課題を問えば、「自分は下手なので」「もっともっと上手くならないと上では通用しない」といった謙虚な言葉が並ぶ。ずっと課題にしてきたビルドアップの部分は、1年生のころに比べると着実にレベルアップしているように見えるのだが、それでも本人から出てくるのは「まだまだです」という弁だけだ。このあたりは本人の性格はもちろん、浦和ユース・大槻毅監督が「少し代表に入ったくらいで調子に乗って潰れていく選手を何人も観てきた」とした上で、ことあるごとに強く本人を戒め続けて効果もあるのだろう。

 これまでプリンスリーグ関東で辛酸をなめてきただけに、待望のプレミアリーグ参戦について浦和ユースの士気は高い。イギョラ杯など春休みの大会でのパフォーマンスを観れば、並みの昇格チームでないことも明らかだ。「みんなモチベーションは上がってますよ」と語る橋岡は、「優勝」の二文字についても「当然(の目標)」と言い切った。

 以前「強いFW相手のほうが燃える」と語っていたこともあるから、全国の猛者が集うプレミアリーグの舞台は橋岡にとって願ってもない場だろう。ついに始まる最高峰リーグで並み居るストライカーたちを叩きつぶし、その力を全国に示す。

(取材・文 川端暁彦)
「NIKE NEXT HERO プロジェクト」
■概要
 高円宮杯 U-18 サッカーリーグ 2017 プレミアリーグの試合を対象に、 各チームの監督またはコーチが試合後、対戦相手の活躍したプレーヤーを各ポジション(GK&DF/MF/FW)ごとに 1 選手、計3名選出します。 ※該当なしの場合も、最低2名以上は選出。選出された選手は1ポイント獲得し、プレミアリーグ全18節終了時点で、多くのポイントを獲得した選手を中心としたチームを編成します。

*対象試合:4 月~12 月までの高円宮杯 U-18 サッカーリーグ 2017 プレミアリーグ EAST/WEST で行われる試合が対象。

■NIKE NEXT HERO プロジェクトランキング
 各監督またはコーチに選ばれた選手に加算されるポイントは、Nike ウェブサイト内でランキングされ、確認することができます。

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■海外トップクラブと対戦
 選抜されたチームは、海外トップクラブのユース世代とトレーニングマッチを予定しています。
 実施時期:2018年1月予定

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