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武藤の約7か月ぶりゴールもむなしく…マインツは今季ワースト4連敗

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後半アディショナルタイムにFW武藤嘉紀が今季3ゴール目となるヘディングシュートを決める

[4.5 ブンデスリーガ第27節 マインツ2-3ライプツィヒ]

 ブンデスリーガは5日、第27節2日目を行い、FW武藤嘉紀の所属するマインツはホームでライプツィヒと対戦し、2-3で敗れた。4試合連続ベンチスタートの武藤は後半22分から2試合ぶりに途中出場。1-3の試合終了間際に約7か月ぶりとなる今季3ゴール目を決めたが、チームは今季初の4連敗を喫した。

 3連敗中のマインツは先発を5人入れ替え、前線では冬の移籍市場で獲得したFWボージャン・クルキッチ、MFロビン・クアイソンを起用した。前半21分、FWジョン・コルドバのスルーパスに反応したクアイソンがボールを運び、DF2人を引き付けてボージャンに横パス。ドリブルでPA内に進入したボージャンはGKをかわすように右足のアウトサイドで狙ったが、惜しくもゴール右に流れた。

 攻め手を欠くライプツィヒは前半41分に早くも選手交代。左太腿に負傷を抱え、ベンチスタートだったFWティモ・ベルナーをDFダヨ・ウパメカノに代えて投入した。すると0-0で折り返した後半開始早々にライプツィヒが試合を動かす。後半3分、DFベルナルジの右クロスをファーサイドのMFエミル・フォルスベリがヒールで折り返し、FWマルツェル・ザビッツァーがヘディングで叩き込んだ。さらに同7分にはフォルスベリの右CKからベルナーが今季15得点目となるヘディングシュートを決め、一気に2-0とリードを広げた。

 マインツは後半10分にクアイソンに代わってMFハイロ・サンペリオ、同22分にはボージャンに代えて武藤を投入し、流れを引き寄せる。直後の後半23分、DFジュリオ・ドナーティが右サイドからPA内に進入すると、MFディエゴ・デンメに倒され、PKを獲得。これをサンペリオが決め、1-2と1点差に追い上げた。

 しかし、今季1部初昇格ながら快進撃を続けるライプツィヒが地力を見せる。後半36分、MFナビ・ケイタが中盤でボールを持つと、そのままドリブル突破。ゴール前にスルーパスを通し、FWユスフ・ポウルセンがつぶれたこぼれ球をケイタが押し込み、3-1と突き放した。

 マインツは後半43分、コルドバをベンチに下げ、武藤を1トップに据える。すると後半アディショナルタイム、エズトゥナリの左CKをファーサイドの武藤がヘディングでゴール右隅に押し込んだ。昨年9月18日のアウクスブルク戦(3-1)以来となる武藤の今季3得点目で2-3としたマインツだが、試合はそのままタイムアップ。今季ワーストの4連敗で5試合勝ちなし(1分4敗)となり、2部との入れ替え戦に回る16位と同勝ち点の15位に低迷している。

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