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[プレミアリーグWEST]J3で経験積む世代最高クラスのアタッカー、C大阪U-18MF中島元彦

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セレッソ大阪U-18MF中島元彦

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017プレミアリーグWEST

今年のプレミアリーグWESTのアタッカーの中で頭一つ抜けた存在であることは間違いない。セレッソ大阪U-18MF中島元彦の武器は、2列目から積極的に仕掛けるドリブルで、乗った時は簡単にボールを奪われない。決定力の高さも目を惹くポイントで、昨年は自信を見せるミドルシュートなどでリーグ6位の8得点をマークした。「僕はみんなと違って、走れない」と苦笑いするが、90分間走り切るタフなサッカーを志向する“セレッソ基準”だからであり、そのレベルも一定以上の水準を誇っている。

 良い選手であるからこそ、プレミアリーグで見ることができないかもしれないのが、セレッソの選手を紹介する際の難しさでもある。昨年はC大阪U-23の一員として、途中出場でJ3・3試合に出場。今年に入ってからは、プロの世界でもより存在感を高めており、第3節の北九州戦ではスタメン出場を経験した。プレミアリーグへの参加は不透明であるが、「昨年から練習参加させてもらい、プロは速さが違うことが身を持って知れた。今年は最終学年で気持ちに余裕ができて、プレーの幅が広がったので、プロでも通用するんじゃないかと思える。(U-18に)戻ってからは、プレーに余裕ができた」と収穫を話しており、もしもプレミアリーグに出場するならば、他を圧倒するプレーを見せてくれるはずだ。

 今年に入ってからは19年のU-20W杯を目指すU-18日本代表が始動。世界へと飛び出していくためにも、更なる活躍が欠かせない。U-18代表の主力の一員として期待される中島は、2月に同代表の初陣となったスペイン遠征メンバーに選ばれた。チームは3戦全勝し、親善大会の頂点に立ったが、自身は無得点。「相手は身体の大きさが一回り違い、手足も長い。ボールを持てる間合いが違って、すぐ獲られてしまった。世界との違いを改めて感じさせられた」と振り返る。帰国後は、相手を寄せ付けないためにファーストタッチの置き場所をこれまで以上に意識するなどワンランク上の戦いを意識している。

 プロや世界を見据えるが、プレミアリーグでやり残したこともある。昨年は前期を首位で折り返したが、終わってみれば、2位でフィニッシュ。「(G大阪ユースとの)大阪ダービーを2つ落としてしまったのが悔しい。そのうちの1つでも落とさなければ、最終戦で勝ち点が並んだ状態で広島ユースと対戦でき、優勝できる可能性もあった。今年は同じチームに2連敗しないことが大事になる」と反省の弁を口にする。「昨年は優勝できなかったけど、開幕からスタメンで出させてもらっただけでなく、シーズン通して試合に出させてもらい、良い経験が積めた。今年は下の学年に良い選手が揃っているので、チーム一丸となって優勝してチャンピオンシップに出たい」。そう続けるように、高校生活ラストイヤーは頂点しか視野にない。

(取材・文 森田将義)
「NIKE NEXT HERO プロジェクト」
■概要
 高円宮杯 U-18 サッカーリーグ 2017 プレミアリーグの試合を対象に、 各チームの監督またはコーチが試合後、対戦相手の活躍したプレーヤーを各ポジション(GK&DF/MF/FW)ごとに 1 選手、計3名選出します。 ※該当なしの場合も、最低2名以上は選出。選出された選手は1ポイント獲得し、プレミアリーグ全18節終了時点で、多くのポイントを獲得した選手を中心としたチームを編成します。

*対象試合:4 月~12 月までの高円宮杯 U-18 サッカーリーグ 2017 プレミアリーグ EAST/WEST で行われる試合が対象。

■NIKE NEXT HERO プロジェクトランキング
 各監督またはコーチに選ばれた選手に加算されるポイントは、Nike ウェブサイト内でランキングされ、確認することができます。

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■海外トップクラブと対戦
 選抜されたチームは、海外トップクラブのユース世代とトレーニングマッチを予定しています。
 実施時期:2018年1月予定

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