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[NB×東福岡]右SB中村駿「試合終盤のキツイ時でも前半と同じプレーができるように」

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東福岡高DF中村駿

 九州の雄、東福岡高の新たな挑戦が始まる。右SB中村駿(新3年)は昨年の全国高校総体で先発しているDFだ。トレーニングでも先頭を走ることにこだわるDFは抜群の運動量を武器にチームを活性化。その中村が間もなく始まる新シーズンへ向けた意気込みなどについて語った。

●DF中村駿
―新チームがスタートして2か月が経った。
「県大会は勝ったんですけど、九州大会はみんな納得の行く成績ではなかったですし、去年と比べてもスタート位置はかなり遅れていると思うので、焦りはみんな感じていると思います」

―悔しいと思っているけれどなかなか表現できなかったりモヤモヤしているところも。
「去年だったら、この時期からみんな言い合っているのを見たりしているので、そういうところが足りなくて、コミュニケーションもあまり取れていないので、もどかしいというか……そういう気持ちがあります」

―今年はリーダーのひとり。
「去年を経験している分、そういうのを伝えていければいいと思うし、言うだけじゃなくて、走ったり、誰でもできることを自分から質を上げて行けたら。見せて、行動で示していきたい」

―プレーヤーとしてもチームを引っ張っていかないといけない。
「自分は運動量、体力の面は誰にも負けないと思っているので、試合終盤のキツイ時でも前半と同じプレーができるように、そういうところでチームを引っ張っていけるようにしていきたいと思っています」

―ポジションはずっとSB?
「小学校の時はボランチやったり、中学校の時はワイドをやったり色々していますね」

―ヒガシに進学した理由を。
「僕が中3の時、選手権で見たのが増山(朝陽)さんや中島賢星さん。自分はその時ワイドでプレーしていたので増山さんのプレーに憧れていました。単純に凄いと思っていて、あの2人のようにプロになりたいと思って来ました」

―運動量のところは誰にも負けない。去年だったら高江(麗央)君がトレーニングでもトップを走っていた。
「言うだけでなく、行動で示せるように。麗央君もそういうキャプテンシーがあったんで自分も見習っていきたいと思っています」

―個人的に意識する選手は?
「(東福岡に)弟(拓海)がいるんですけど、弟もSB。新人戦の時は拓海が前で同じ右サイドをやっていたんですけど、走りの面でも同じような特長を持っているので負けたくないというのがあります」

―間もなくプレミアリーグが始まる。
「まずはプレミアを絶対に落とさないように。インターハイも去年悔しい思いをして、自分はその時も出ていてやり切れずに終わったので準備からしっかりして、それまでにみんなで作り上げたいと思っています」

―憧れは?
「内田篤人選手です」

―1年後、個人的にはどうなっていたい?
「希望としてはプロになっていたい。まだまだ自分の実力ではなれないと思うので、これからインターハイまでもっと努力していきたいと思っています。特に守備では(小田)逸稀君のような1対1の強さを学んでいきたい」

(取材・文 吉田太郎)

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