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ノリノリ興梠が前半だけでハット達成!! 攻撃陣爆発の浦和、“KLM”そろい踏みで仙台に7発圧勝

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攻撃陣が爆発した浦和レッズが快勝

[4.7 J1第6節 浦和7-0仙台 埼玉]

 J1リーグは7日に第6節1日目を開催し、埼玉スタジアムでは浦和レッズベガルタ仙台が対戦。前半20分にFW興梠慎三の得点で先制した浦和攻撃陣が爆発し、前半だけで4点を奪うと、後半も3点を加点して7-0の完封勝利を収めた。

 ホームの浦和は1日に行われたJ1第5節神戸戦から先発の入れ替えはなく、同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。一方、アウェーの仙台はJ1第5節川崎F戦から先発3人を入れ替え、MF藤村慶太、MF蜂須賀孝治、DF増嶋竜也が先発起用された。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半2分にゴールを脅かしたのは仙台だった。自陣から打ち込まれた縦パスをMF梁勇基がワンタッチで落とすと、フリーで走り込んだMF奥埜博亮がドリブルで運んでPA外からシュートを放つが、ボールはゴール左に外れてしまう。同19分には浦和がフィニッシュまで持ち込むも、興梠のパスからFW武藤雄樹が放ったシュートは枠を捉えることができなかった。

 しかし同20分、浦和が先制に成功する。右サイドでボールを受けたMF関根貴大が対面するMF三田啓貴をキックフェイントで翻ろうすると、左足で送ったクロスを興梠が打点の高いヘディングで合わせてネットに突き刺し、スコアを1-0とした。攻撃の手を緩めない浦和は同27分、森脇とのパス交換からPA内に進入した関根の折り返しを興梠が蹴り込み、リードを2点差に広げる。さらに同29分にはセンターサークル付近で興梠がボールを奪って左サイドの武藤に預けると、中央に切れ込んだ武藤が弾丸ミドルを叩き込み、スコアは3-0になった。

 しかし、前半41分に相手との接触がない中、関根がピッチ上にうずくまると交代を余儀なくされ、MF駒井善成がピッチへと送り込まれた。だが前半アディショナルタイムにMF宇賀神友弥がPA内でDF平岡康裕のファウルを誘ってPKを獲得すると、興梠がきっちりと蹴り込んでチーム4点目を奪い、自身リーグ戦初となるハットトリックを達成してリードを広げた。

 4-0と浦和が大量リードを奪って後半を迎えると、後半2分、武藤の浮き球のパスから完全に抜け出した李が、距離を詰めたGK関憲太郎の股を抜くシュートでネットを揺らし、浦和が5点目を奪取。リーグ戦では第3節甲府戦以来となる、興梠、李、武藤の“KLMトリオ”そろい踏みとなった。

 まずは1点を返したい仙台は後半13分にゴールに迫り、左サイドからボールを受けた梁が左足シュートを枠内に飛ばしたが、GK西川周作の横っ飛びのセーブに阻まれてしまう。すると同21分、MF柏木陽介が蹴り出したCKをニアサイドのMF阿部勇樹がヘディングで合わせると、ゴール前の仙台DF大岩一貴の足に当たってコースが変わったボールはゴールマウスに収まり、スコアは6-0となった。その後も仙台の反撃を許さずに試合を進めた浦和は、後半アディショナルタイムに柏木がヘディングでネットを揺らし、7-0で快勝した。

(取材・文 折戸岳彦)
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