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「最初は涙しただろう」メッシの生活習慣を改善させ、嘔吐を直した医師が明かす

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 バルセロナに所属するアルゼンチン代表のFWリオネル・メッシを担当しているジュリアーノ・ポゼル医師が7日、イタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』のインタビューに応じた。

 メッシは数年前からポゼル医師の治療を受け、筋肉系のトラブルや嘔吐の症状を克服した。イタリア北東部出身のポゼル医師は、母国語が異なるメッシとの意思疎通がどうして上手く進んだのか不思議に感じているようだ。

「お互いの母国語を話せないので、大まかな理解はできるがどんな感情が芽生えているのか理解するのは難しい。どうやって彼の信頼を得ることができたのかは分からない。私は魔術師でも魔法使いでもない」

 続いてポゼル医師は自身の専門分野について詳しく説明している。

「私はスポーツ医学専門の医師で30年以上前からアスリートを診ている。当初からトラブルの原因を探り、症状について掘り下げていくことを目標としてきた。私の仕事とはコントロールを失った機械の定期点検をするようなものだ。患者に対し、有機食品や様々な種類の穀類、たっぷりの旬の果物や野菜に、非加熱のドライフルーツ、エキストラバージンオリーブオイル、卵、新鮮な魚などを摂取させること勧めている」

 ポゼル医師のメソッドとは、特定の栄養分を吸収させることで、筋肉から最大限エネルギーを引き出し、また同時にケガの予防にもつなげるものだ。生活習慣の変更を余儀なくされるため、メッシも治療を始めた当初は適応に苦しんだ。

「スタート時は非常に苦労したようだ。最初の回は涙しただろう。ただ食生活を変えるのではなく、まるっきり新しい生活習慣を覚えなければならないからだ。間違った食生活を続けていては、当然メッシのようなスター選手になるどころかプロフェッショナルな選手にはなれない」

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