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甲府が後半ATに先制も…川崎F奈良が意地の同点ヘッド!J初のドローン撮影実施の一戦は痛み分け

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奈良竜樹の同点ヘッドで試合は引き分けに

[4.8 J1第6節 川崎F 1-1 甲府 等々力]

 J1リーグは8日、第6節1日目が行われた。等々力陸上競技場では、川崎フロンターレヴァンフォーレ甲府が対戦し、アディショナルタイムに得点を奪い合ったが、1-1で引き分けに終わった。川崎Fは今季初の連勝とはならず、甲府は連勝が2でストップした。

 Jリーグで初めて小型無人機ドローンを活用した撮影が実施された一戦。小雨が降る中、試合の主導権を握ったのは戦前の予想通り川崎Fだった。前半16分、右サイドからMFハイネルが鋭いクロスを送り、FW小林悠が飛び込んだがわずかに合わない。同24分には、左クロスをMF中村憲剛が頭でつなぎ、小林悠がワントラップから左足ボレーもGK岡大生にキャッチされた。

 前半の終盤に向けては甲府もチャンスを作っていく。同43分、カウンターからFWウイルソンがMF堀米勇輝の浮き球パスで抜け出し、PA右から右足シュートを放つもGKチョン・ソンリョンがファインセーブ。直後に、CKの流れからDFエデル・リマがシュートを放ったが、これもGKチョン・ソンリョンにキャッチされ、前半をスコアレスで終えた。

 後半も川崎Fがボールを支配する。同19分、MF森谷賢太郎の右CKからニアのハイネルがヘディングシュート。これに反応したDF谷口彰悟がゴール前で合わせるも左ポストを叩き、絶好のチャンスを逃した。すると、同23分にアクシデント発生。FWドゥドゥとの接触でGKチョン・ソンリョンが顔あたりを打ったようで、プレー続行が不可能と判断され、GK新井章太との交代を余儀なくされた。さらに同30分には、MF三好康児をピッチに送り込み、残りの時間で先制点を狙いに行った。

 対する甲府は、後半37分にウイルソンに代えてFW河本明人を投入する。同40分には、PA手前からMF松橋優が右足を振り抜くも谷口のブロックに阻まれ、これで得た右CKからも押し込むことはできなかった。それでも7分と提示されたアディショナルタイムにドラマが待っていた。

 甲府は後半アディショナルタイム1分、ドゥドゥの絶妙なスルーパスで完全に裏に抜け出した河本が、GKと1対1の状況から冷静に右足で流し込み、1-0。これで甲府の勝利かと思われたが、川崎Fはアディショナルタイム3分、中村の右CKからファーサイドのDF奈良竜樹がヘディングシュートをゴール右隅に決め、同点。試合はそのまま1-1で終了し、勝ち点1を分け合う結果に終わった。


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