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メッシ、スアレス、CR7に次ぐ男…セルタ10番が年齢詐称を告白「叔父の言う通りにしたらうまくいった」

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少年時代の年齢詐称を告白したセルタFWイアゴ・アスパス(右)

 セルタ(スペイン)は13日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝第1戦でゲンク(ベルギー)をホームに迎える。チームの10番を背負うFWイアゴ・アスパスの試合に向けたコメントを、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトが伝えている。

 現在29歳のアスパスは1995年にセルタの下部組織に加入。夢だったセルタのユニフォームに袖を通すことになったアスパスだが、加入する際に年齢を詐称していたことを明かした。

「8歳でこのクラブに入ったんだけど、実は年齢を偽っていたんだ。初めて来たとき、クラブが募集していたのは1986年生まれの子供だった。僕は1987年生まれだったから、大泣きしたよ。練習させてもらえないと思ってね。そしたら叔父に、誕生日だけ言って生まれ年は言うなと言われた。その通りにしたら、うまくいったのさ」

「それは僕にとって、ものすごいことだった。モアナという人口2万人の町の、セルタでプレーすることを夢見る少年にとってはね。僕はボールボーイもやっていたけど、当時のセルタは一時代を築いていたよ。欧州カップ戦に出場し、アレクサンダー・モストボイやグスタボ・ロペスらの名選手がプレーしていたものさ」

 1年早く下部組織加入した後、着実に実力を磨いていったアスパスは、リバプールやセビージャへの期限付き移籍を経て、今では愛するセルタのエースナンバーを背負うまでに成長した。今季はリーガ・エスパニョーラ27試合に出場し、16得点をマーク。これは1位のFWリオネル・メッシ(27得点)、2位のFWルイス・スアレス(24得点)、3位のクリスティアーノ・ロナウド(19得点)に次ぐリーグ4番目の数字となっている。

 好調を維持するアスパスはゲンク戦に向け、「欧州カップ戦でクラブ史上初の準決勝や決勝への進出を果たす可能性ついては、今は考えていない。とにかくこのラウンドを突破すること、ホームでいいサッカーをして、勝負を決めにかかることだけに集中している。そうすれば、次のラウンドへ勝ち進めるからね」と意気込みを語った。


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