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槙野「西川さまさま」、柏木「周ちゃんに感謝」 PK献上の2人が称えたのは守護神と…

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GK西川周作の活躍もあり浦和レッズは完封勝利

[4.11 ACLグループリーグ第4節 浦和1-0上海上港 埼玉]

 2度PKを与えていた。しかし、浦和レッズはGK西川周作の好セーブもあり、上海上港(中国)に1-0の完封勝利を収めてグループ首位に浮上。PKを献上したMF柏木陽介とDF槙野智章が、チームを救った守護神に感謝を示した。

 まずは1点をリードして迎えた後半19分。PA内でMFオスカルの突破に反応した柏木がファウルを犯してしまい、PKを献上。しかし、キッカーを務めたオスカルのシュートを西川が右手1本で防いで危機を回避した。さらに同30分には右サイドからFWリュ・ウェンジュンが送ったクロスに反応した槙野がPA内でハンドを取られ、再び上海上港にPKを与えてしまう。しかし、またもやキッカーを務めたオスカルのシュートが枠を外れて難を逃れると、そのまま逃げ切って1-0の勝利を収めた。

 試合後、柏木は「PKを与えたことはしっかり反省しないといけない。周ちゃん(西川)に感謝しています」と語ると、槙野は「僕もPKを与えてしまったし、やられてもおかしくない場面があったけど、西川選手の素晴らしいセーブがあった。本当に今日は西川さまさまというか、彼なしでは勝ち点3はなかった」とゴールを守り抜いた守護神を称賛した。

 そして2人はともにこの日の勝利は、平日、しかも大雨が降る中でもスタジアムに駆け付けたファン・サポーターの力が大きかったと続ける。柏木が「今日の勝利は非常に大きかった。サポーターを含めて、PKは皆がプレッシャーを掛けてくれたおかげだと思う」と話せば、槙野も「寒い中、平日でも2万を超える人たちが来てくれた。そういう方たちの後押しがあってこその、相手へのプレッシャーだったと思う」と続け、大雨の中、最後までチームを後押ししてくれたファン・サポーターへの感謝を示した。

(取材・文 折戸岳彦)
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