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鹿島アウェーでまた勝てず…ブリスベンに初ゴール&初勝利献上

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鹿島アントラーズは敵地でブリスベンに1-2で敗れた

[4.12 ACL第4節 ブリスベン2-1鹿島 ブリスベン]

 AFCチャンピオンズリーグ第4節が12日に行われた。グループEを戦う鹿島アントラーズは敵地でブリスベン・ロアー(豪州)と対戦し、1-2で敗れた。鹿島は2勝2敗。ブリスベンは初勝利を挙げて、1勝1分2敗となった。

 鹿島は8日に行ったJ1第6節のC大阪戦で先発メンバー6人を変更。0-1で敗れたが、中3日で迎えるオーストラリアでの一戦を見据えた調整を行った。そして迎えたこの日の一戦も、C大阪戦から先発メンバー6人を変更。FW金森健志は加入後初先発となった。

 カシマスタジアムでの第1節蔚山現代戦(○2-0)、第3節のブリスベン戦(○3-0)とホームでは結果を残す鹿島だが、アウェー戦は第2節のムアントン・U戦でも敗れている。苦手意識だけは作りたくはないところだった。

 しかし鹿島は前半18分に先制点を奪われてしまう。FWブランドン・ボレロが浮き球を前線に送ると、FWジェイミー・マクラーレンが反応。対応したDF植田直通のまずい守備もあったが、マクラーレンが上手くコントロールしてゴールネットを揺らした。ブリスベンは今大会4試合目で初ゴールになった。

 ビハンドを背負った鹿島はセットプレーから反撃に機会を伺う。しかし前半26分の左CKを頭で合わせたFW鈴木優磨のシュートはDFにクリアされる。同41分の右CKを会わせたDF西大伍のシュートは左ポストに嫌われた。

 すると後半4分、鹿島にとっては痛い追加点を奪われてしまう。ブリスべンはゴール前でのFKでサインプレー。横にずらした1本目のシュートはDFに跳ね返ったが、こぼれ球をMFブレット・ホルマンが押し込んで、リードを2点に広げた。

 鹿島は後半16分にMF永木亮太とFW安部裕葵、同32分にMF中村充孝を投入して反撃を試みる。すると同34分に右サイドからMF遠藤康が鋭いシュートを放つと、これはGKに弾かれたが、今度は左サイドから中村がクロス。これを中央の永木が左足で押し込み、1点差に詰め寄る。しかし反撃もここまで。アウェーでブリスベンに初勝利を献上した。

 石井正忠監督は「前半は少し重たかったが、後半はどうにかチーム全体で立て直してくれた」と試合を振り返ると、「1点取るまで時間がかかってしまって、そこからは何度かいい形を作ったが、得点に繋げることが出来ずに残念に思う」と肩を落とした。残り2戦に向けては「アウェー1試合とホームで1試合があるので、そこをしっかり勝つために準備をしていきたい」と力を込めた。



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