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川崎Fは4戦連続ドローで3位変わらず、ホームで広州恒大とスコアレス

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ボールをキープするFW小林悠

[4.12 ACLグループリーグ第4節 川崎F0-0広州恒大 等々力]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は12日、グループリーグ第4節を行い、川崎フロンターレはホームで広州恒大(中国)と対戦し、0-0で引き分けた。これでACLは開幕から4試合連続ドロー。G組3位のまま、残り2戦にグループリーグ突破を懸けることになった。

 川崎Fは8日のJ1甲府戦(1-1)から先発3人を変更。MF中村憲剛、MF森谷賢太郎、DF登里享平がベンチスタートとなり、FW森本貴幸が公式戦7試合ぶり、DF板倉滉が公式戦4試合ぶり、MF田坂祐介が公式戦3試合ぶりに先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 互いに中盤で激しいせめぎ合いを見せ、両チームともになかなか決定機をつくれない。広州は前半11分、31分とMFパウリーニョが直接FKでゴールを襲うが、いずれもGKチョン・ソンリョンがセーブ。川崎Fも前半32分にFWハイネルがPA手前で鋭い切り返しを見せ、右足でミドルシュートを打ったが、わずかにクロスバーを越えた。

 前半35分には自陣でハイネルがボールを失い、ピンチを招くが、FWユー・ハンチャオの右足ミドルはチョン・ソンリョンが弾き出す。広州は同41分、ゴール前でFKを獲得すると、ゴール前へのクロスと見せかけて短くつなぎ、PA内に抜け出したFWアランがシュートを打ったが、チョン・ソンリョンの正面を突いた。

 スコアレスで折り返した後半開始から川崎Fは板倉に代えて中村を投入。何度かカウンターを仕掛けるもフィニッシュまでは持ち込めず、後半13分からは森本に代わって登里がピッチへ。登里は左サイドハーフに入り、MF長谷川竜也が左から右へ、FW小林悠が右サイドハーフから1トップへそれぞれポジションを移した。

 膠着状態が続いた試合は徐々に川崎Fが追い風に乗って広州を押し込んでいく。しかし、後半21分、ハイネルの右足ミドルはGKがキャッチ。同23分にはPA内から中村が右足でシュートを放つと、DFに当たったこぼれ球を長谷川が狙ったが、これもGKの好セーブに阻まれた。

 川崎Fは後半43分、長谷川に代えて森谷を投入し、最後のカードを切るが、最後までゴールを奪うことができず、0-0のスコアレスドローに終わった。川崎Fは4戦連続の引き分けで勝ち点4にとどまり、G組3位。広州は1勝3分の勝ち点6で2位に後退し、この日、イースタンSC(香港)を5-0で下し、2勝2分の勝ち点8に伸ばした水原三星(韓国)が首位に立った。

(取材・文 西山紘平)

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