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U-20代表候補MF森島司が決勝アシスト! 広島がMF茶島弾で今季初2連勝、新潟は開幕未勝利続く

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[4.12 ルヴァン杯GL第2節 新潟0-1広島 デンカS]

 サンフレッチェ広島が敵地でアルビレックス新潟を1-0で下した。広島はいずれも完封による今季初の2連勝。敗れた新潟は開幕から公式戦8試合連続未勝利(3分5敗)となった。

 互いに直近のリーグ戦からスタメン8人を変更。今季から導入された21歳以下の選手を1名以上先発に含める規定により、新潟は今季トップ昇格したDF長谷川巧(18)、広島はユース出身2年目のMF長沼洋一(19)とU-20日本代表候補のMF森島司(19)がスターティングメンバーに名を連ねた。

 立ち上がりに流れをつかんだのは新潟。前半1分にMF加藤大がPA内右から右足でこの試合のファーストシュートを放つも、GK廣永遼太郎にキャッチされる。同6分には加藤の浮き球のスルーパスに走り込んだFW鈴木武蔵がPA内右の角度のない位置から右足でシュート。しかし、再びGK廣永が立ちはだかった。

 新潟のプレスを受けてパスをつなげなかった広島だが、3-4-2-1と4-4-2のミスマッチをうまく利用し、時間の経過とともにボールがスムーズに動くようになる。

 前半30分にはMF丸谷拓也がタイミングよく右にはたき、フリーで受けたDF川崎裕大が前方を走る森島にスルーパス。PA内右に抜け出した森島が右足で折り返すと、中央で浮いた位置を取っていたMF茶島雄介が右足で確実にゴール右へ流し込み、先制点を挙げた。

 J1ワーストの12失点を喫している新潟は、これで今季の公式戦8試合連続で先制ゴールを献上。前半38分にはディフェンスの間でうまく受けた森島にミドルシュートを許すが、GK守田達弥が好反応を見せ、1失点にとどめて前半を終えた。

 後半に入っても広島のペースは変わらず。新潟は後半16分、MF端山豪に代え、3月15日のルヴァン杯第1節・鳥栖戦(2-2)で途中出場から2ゴールを奪ったFW田中達也を投入。田中が鈴木と2トップを組み、同ポジションだったFW平松宗が左サイドハーフに回った。

 対する広島も後半17分に最前線のFW工藤壮人を下げ、FWアンデルソン・ロペスをピッチへ。ポジションはそのまま1トップを務めた。

 広島がやや重心を後ろに下げたことでボールを持つ時間が増えた新潟だったが、ゴール前で相手の粘り強い守備に遭い、いい形でフィニッシュまで持ち込めない。後半26分に鈴木とFW山崎亮平、同33分にはMF本間勲とFWホニを交代。加藤がボランチに下がり、前線に厚みを加えた。

 両サイドを起点に攻め込む新潟に対し、連動した隙のない守備を見せる広島。後半39分、川崎に代えて温存していたDF塩谷司を投入し、盤石の態勢を整える。新潟は終盤に加藤が繰り出す左足のキックからチャンスを迎えたが、単発に終わり、無得点でタイムアップ。広島が今大会初白星を挙げて1勝1分とし、新潟は1分1敗となった。


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