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小野先発の札幌、進藤の決勝弾で開幕2連勝!清水は連敗もトップデビューの平墳迅が堂々たるプレーを披露

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[4.12 ルヴァン杯GL第2節 清水0-1札幌 アイスタ]

 ルヴァン杯は12日、グループリーグ第2節を行った。IAIスタジアム日本平では、J1昇格組の清水エスパルス北海道コンサドーレ札幌が対戦し、1-0で札幌が2連勝とした。

 清水は8日のJ1第6節・柏戦から11人全員を入れ替え、ユースのMF平墳迅がトップチーム公式戦デビューを果たした。立ち上がりから右サイドを中心に攻め込む清水は、前半9分に右サイドのPA手前でDF立田悠悟がボールを奪い、中央に切れ込んで左足シュート。36分には、左サイド深くからのMF杉山浩太のFKをDF角田誠が頭で合わせたが、ボール1個分右に外れる。その後も、MFミッチェル・デュークが打点の高いヘディングシュート。移籍後初出場となったFWチアゴ・アウベスがパンチのあるミドルシュートを打ち込んでいった。

 一方、8日のFC東京戦からMF小野伸二ら8人を入れ替えた札幌。小野がアイスタのピッチに立つのは、2013年9月に行われた清水対ウエスタン・シドニーの練習試合以来となった。前半13分、小野が右サイドに展開し、MF石井謙伍のクロスをFW上原慎也が右足ボレー。上原はゴールを背にシュートを放ったが、わずかにクロスバー上に外れる。札幌は、清水に攻め込まれる場面が多く、トップ下の小野が下がってボールを受けるなど、攻撃を組み立てたが、前半はチャンスらしいチャンスを作ることができなかった。

 後半も一進一退の攻防が続く。清水は9分、チアゴの左CKからファーサイドのMFカヌが頭で折り返し、DFビョン・ジュンボンがヘディングシュートを放つが、ゴールラインギリギリで相手DFに防がれる。26分には、平墳を下げてFW長谷川悠を投入。8日のプレミアリーグEAST第1節で先制点を上げた17歳MFは、トップチームでも正確な長短のパスや前線で体を張るなど、堂々たるプレーを披露し、ピッチを後にした。

 札幌は後半26分、左CKからDFキム・ミンテがヘディングシュートでゴールネットを揺らすが、FW内村圭宏のGKへのファウルで得点は認められず。30分にはPA右から上原が強烈なシュートを放ったが、右ポストに阻まれる。それでも36分、MF菅大輝の左CKからDF進藤亮佑がヘディングシュート。これがゴール左隅に決まり、札幌がスコアを動かした。

 チアゴとデュークを中心に最後まで反撃を試みる清水は、後半アディショナルタイム2分、チアゴの左CKから最後はビョン・ジュンボンが頭で合わせるも、クロスバーの上に外れてしまう。試合はそのまま0-1で終了。清水はルヴァン杯開幕から2連敗となった。


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