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アトレティコがグリエーズマンのPK弾で先勝…レスターは終始劣勢も最少失点で第1戦を乗り切る

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PKを落ち着いて決めたアントワーヌ・グリーズマン

[4.12 欧州CL準々決勝第1戦 A・マドリー1-0レスター・シティ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は12日、準々決勝第1戦を行い、FW岡崎慎司が所属するレスター・シティ(イングランド)は敵地でアトレティコ・マドリー(スペイン)と対戦し、0-1で敗れた。先発出場した岡崎は献身的にボールを追いかけたが、前半のみの出場に終わった。

 9日のプレミアリーグ第32節エバートン戦で主力を温存したレスターは、主将DFウェズ・モーガンが間に合わなかったものの、岡崎やMFリヤド・マフレズ、DF{*クリスティアン・フクス}}らが先発に復帰し、ベストメンバーで敵地での第1戦に臨んだ。一方、アトレティコは8日のマドリード・ダービーと同じ11人を送り出した。

 レスターは前半3分に自陣から岡崎が大きく蹴り出してFWジェイミー・バーディがシュートまで持ち込む“らしい”攻撃を見せたものの、ほとんどの時間帯でアトレティコにボールを支配された。アトレティコは4分、FWアントワーヌ・グリーズマンのパスを受けたMFコケが右足ミドルシュート。これは左ポストに嫌われたが、27分にカウンターからボールを運んだグリエーズマンがPA内でMFマーク・オルブライトンに倒されPKを獲得。これをグリエーズマン自ら決め、アトレティコが先制に成功した。

 前半はボール支配率36%、シュートはわずか3本(枠内はなし)に終わったレスター。後半開始から岡崎に代えてMFアンディ・キングを入れ、4-4-2から4-5-1に変更し、中盤の人数を増やした。これにより、落ち着いてアトレティコの攻撃に対応できるようになったが、13分にグリエーズマンへのファウルでDFロベルト・フートにイエローカード。これでフートは累積警告で第2戦の欠場が決定した。

 レスターの守備をなかなか崩し切れないアトレティコは後半20分にMFヤニック・フェレイラ・カラスコに代えてFWアンヘル・コレア、30分にはFWフェルナンド・トーレスを下げてMFトーマス・パルテイを入れる。レスターも32分にバーディに代えてFWイスラム・スリマニを投入し、アウェーゴールを狙いに行った。

 しかし、後半は互いに決定的なシーンを創出することができず、試合はそのまま0-1でタイムアップ。終始劣勢だったレスターは、敗れたもののなんとか最少失点に抑え、ホームでの第2戦に望みをつないだ。


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