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爆破攻撃は頭から消えず…ドルトMF「正直サッカーのことは考えられなかった」

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敗戦に下を向くドルトムントの選手たち

 ドルトムントに所属するMFヌリ・サヒンは、バスへの爆破攻撃は選手たちに大きな影響を与えていたことを認めている。『Viasport』が伝えた。

 ドルトムントは11日にチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグモナコ戦を迎える予定であったが、試合前にチームバスへ爆弾攻撃を仕掛けられ、翌日に試合は延期。

 爆発の影響でDFマルク・バルトラがケガを負い、それから24時間も経たないうちの試合ではモナコに2-3と敗れた。ホームで痛い黒星となったが、シャヒンは当然ドルトムントの選手たちにとって難しかったことを認める。

「話すのが難しい。正しい言葉が見つけられないよ。ニューイヤーズ・イブにイスタンブールでひどいテロが起きた。ああいったことは、もう決して遠い出来事の話ではないんだ。昨夜はこれと似たような状況にいるんだと感じたよ。誰もこういった目に遭わないことを望んでいるんだけどね」

「皆がこのような状況を理解できるかはわからないけど、後半にピッチへ立つまで正直フットボールのことなんて考えられなかったよ。昨夜は何が起きたかわからなかった。家に帰った時、妻と息子がドアの前で待っていて、『ああ、僕は幸運だったんだ』と感じたよ」

「フットボールは重要だし、大好きだ。お金をもらい、特権のような生活を送っているのもわかっているけど、僕らは人間で、フットボールより重要なことがあると改めて感じた。バスにいたときの周りの表情が忘れられない。絶対に一生忘れないだろう。シュメレ(マルセル・シュメルツァー)の隣に座っていたけど、彼の表情は忘れられないだろうね」

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