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受難のバイエルン…アンチェロッティ「我々はまだ死んでない」

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第2戦での巻き返しを誓ったカルロ・アンチェロッティ監督

[4.12 欧州CL準々決勝第1戦 バイエルン 1-2 R・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の準々決勝第1戦が12日に開催され、バイエルン(ドイツ)はホームでレアル・マドリー(スペイン)と対戦し、1-2で敗れた。

 バイエルンのカルロ・アンチェロッティ監督にとっては、2013年から14年まで2シーズン率いた古巣との対戦。序盤に主導権を握ったバイエルンは、前半25分に右CKからMFアルトゥーロ・ビダルが決めて先制する。

 前半アディショナルタイム1分にはDFダニエル・カルバハルのハンドでPKのチャンスを迎えるが、キッカーのビダルが失敗。追加点を奪えなかったバイエルンは、後半2分にPK献上のカルバハルのクロスからFWクリスティアーノ・ロナウドに同点弾を許す。同16分にC・ロナウドを倒したMFハビ・マルティネスが2度目の警告で退場すると、同32分にはC・ロナウドに逆転ゴールを奪われ、第1戦を1-2で落とした。

 クラブ公式サイトによると、アンチェロッティ監督は「今日は細かい部分が試合を決定づけた。我々はPKを外し、後半開始直後に失点をした。退場は試合を全く変えてしまった。前半に我々は試合をコントロールしたが、効率の良さに欠けた」と敗戦を悔やむ一方、「数的不利は厳しかったが、うまくやりきったと言える。第2戦まで6日しかない。また90分プレーをすることができ、ベストを尽くす用意もある。イタリアではこう言うんだ。我々はまだ死んではいない」と第2戦に気持ちを切り替えた。

 また、FWトーマス・ミュラーも「結果的には1-2で持ちこたえることができてホッとしてる。これで僕たちにマドリードでのチャンスがまだ残された。自信は十分あるよ。マドリードで勝つためのクオリティと情熱が、僕たちには備わっている」とポジティブに話し、敵地で行われる第2戦での逆転を誓っている。


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