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ポグバのお願い「もう移籍金のことは忘れて」

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ゴール数で評価される現状に異を唱えたMFポール・ポグバ

 昨年夏に世界最高額でマンチェスター・ユナイテッドに加入したMFポール・ポグバは、自身への批判が不当であると感じているようだ。クラブ公式サイトが伝えている。

 世界最高額となる9380万ポンド(当時約123億7000万円)の移籍金でユナイテッドに加入したポグバは今季、公式戦43試合に出場し、7ゴール5アシストを記録。主力としてコミュニティ・シールドとEFL杯の2冠にも貢献しているが、高額な移籍金に見合うプレーをしていないという批判も少なくない。13日に控えるヨーロッパリーグ(EL)準々決勝第1戦のアンデルレヒト(ベルギー)戦の前日会見に出席したポグバは、こうした現状について口を開いた。

「すでに2つのトロフィーを手に入れたけれど、僕は常により上を求めている。僕自身、調子は良いし、チームも好調だ。ヨーロッパリーグ優勝を視野に入れているし、リーグではトップ4入りを目指している。もう自分の移籍金のことについては忘れていいと思う。それは過去のことだ。ピッチ上のこと、そしてチームのために良いプレーをすることだけを考えていたい」

「人々は僕について、あまりゴールを決めていないという目で見ているみたいだ。でもフットボールとはそういうものだ。みんなが僕にゴールを期待しているのは、移籍金が法外な額だったからだろう。でも僕の役目はMFで、ゴールをアシストすることだ」

「移籍に関することと、ピッチ上のことは別物だよ。僕は自分の仕事をまっとうしている。僕が良いパスを出しても、ゴールが決まらないことだってある。莫大な移籍金でやってきたから僕にゴールの期待がかけられる。でもそうじゃない。チームが勝つための助けになることを僕はするだけだ」

 自身の批判に対して反論したポグバは、プレミアリーグに挑戦することの難しさについても語っている。「イタリアではより戦術重視だった。ゴールはもっと少ない。でもイングランドでは、攻撃がものをいう。そしてものすごく難しい。上位の2チームと5位くらいのチームは僅差だ。だから毎回試されている感じがする。何が起こるか予測がつかないからね。アーセナルがクリスタル・パレスに3-0で敗れるんだから」。ユベントス時代ほどゴールに絡めていないのは、リーグの違いに慣れていない部分も影響しているのかもしれない。


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