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[関東]インカレ決勝再現マッチ!筑波大が日体大に完封勝利、MF長澤が決勝点!

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今季の覇者はどこに……?

[4.15 関東大学1部リーグ第1節 筑波大1-0日本体育大 味フィ西]

 第91回関東大学サッカーリーグ第1節が15日に行われた。味の素フィールド西が丘の第2試合は昨冬の全日本大学選手権(インカレ)決勝の再現マッチ。インカレ王者・筑波大日本体育大に1-0で勝利した。

 互いにルーキーは先発させず。4-4-2システム同士の真っ向勝負。筑波大はMF鈴木徳真(3年=前橋育英高)とMF高嶺朋樹(2年=札幌U-18)がダブルボランチを組み、前線はジュビロ磐田内定のFW中野誠也(4年=磐田U-18)の1トップ。MF西澤健太(3年=清水ユース)はベンチスタートで2列目右にはMF長澤皓祐(3年=FC東京U-18)が入った。
 
 DF高野遼(横浜FM)やFW高井和馬(群馬)ら攻守の要が抜けた日本体育大。先発守護神はインカレでもゴールマウスを守ったGK福井光輝(4年=湘南工大附高)。高野の“定位置”だった左SBでは田宮碧人(3年=FC東京U-18)が先発した。

 立ち上がりは日本体育大が押し込んだが徐々に筑波大が流れをつかむ。DF小笠原佳祐(3年=東福岡高)の正確無比なロングフィードにMF戸嶋祥郎(4年=市立浦和高)やMF三笘薫(2年=川崎F U-18)が反応。しかしディフェンシブな相手を崩すには至らず、得点は生まれない。

 前半35分過ぎからは日本体育大が反撃に出る。右サイドを仕掛けたFW平川元樹(3年=札幌U-18)の折り返しにMF室崎雄斗(4年=武南高)が合わせるも、小笠原に頭でクリアされる。直後には攻め上がった秋本が自らシュートを打つもGK阿部航斗(2年=新潟U-18)に止められた。前半終了間際の45分には筑波大に決定機。鈴木徳のパスから中野がシュートもGK福井に弾かれる。0-0で前半を終えた。

 迎えた後半。筑波大のチャンスが続き、日本体育大は守る時間が増えていく。後半18分、鈴木徳からパスを受けた高嶺がスルーパス。中野が飛び出すが惜しくもオフサイド。同21分には長澤の右クロスに戸嶋が頭で合わせたが、クロスバーを叩いた。決定機はつくるもののゴールネットは揺らせず。それでも筑波大は慌てずに淡々と試合を進める。

 後半22分には互いに選手交代。日本体育大はFW江崎響太朗(2年=東海大五高)とDF吉原大(3年=浦和ユース)に代わり、唯一ベンチ入りしていたルーキーMF伊藤純也(1年=FC東京U-18)とDF李光(4年=滝川二高)を投入。筑波大は三笘に代わり、10番の北川柊斗(4年=名古屋U18)を入れる。すると筑波大の采配がはまった。

 後半24分、左サイドから中央へ流れ、北川からPA手前正面でパスを受けたのは中野。厳しいマークを受けて体勢を崩しつつもしっかりとボールをキープしてタメをつくる。後方から猛スピードで長距離を上がってきた長澤がパスを受け、勢いそのまま右足を一閃。ゴールネットへ突き刺した。筑波大が1-0と先制に成功した。筑波大は中野に代わり、西澤を入れる。同アディショナルタイム1分には、長澤に代えて、ルーキーのMF渡辺陽(1年=浦和ユース)をピッチへ送り込んだ。

 1点を追う日本体育大は、その後もなかなか反撃の糸口はつくれない。後半30分に平川に代わって、FW太田修介(4年=甲府U-18)を投入したが流れは変わらず。1-0で試合は終了し、筑波大が開幕白星を飾った。


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