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初先発FW伊藤決勝ゴール!GK廣末ビッグセーブ!マインツの反撃封じた日本高校選抜が2連勝!!

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前半17分、日本高校選抜FW伊藤龍生が決勝ゴール。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[4.15 デュッセルドルフ国際ユース大会予選リーグ 日本高校選抜 1-0 マインツ]

 日本高校選抜は15日、第55回デュッセルドルフ国際ユース大会(ドイツ)予選リーグ第2戦でマインツ(ドイツ)と戦い、1-0で勝った。日本高校選抜は2試合を終えて2連勝。日本高校選抜は15日午後、大会2連覇中のザルツブルク(オーストリア)と予選リーグ第3戦を行う。

 日本高校選抜は2-0で勝ったフォルトゥナ・デュッセルドルフとの開幕戦から先発1人を変更。FW町野修斗(履正社高3年)に代えてFW伊藤龍生(米子北高→鹿屋体育大)を2トップの一角に配置した。4-4-2システムの先発はGK廣末陸(青森山田高→FC東京)、4バックは右SB三国スティビアエブス(青森山田高→順天堂大)、CB橋本恭輔(青森山田高→新潟医療福祉大)、CB阿部海大(東福岡高3年)、左SB杉山弾斗(市立船橋高3年)で中盤は金子大毅(市立船橋高→神奈川大)と主将の住永翔(青森山田高→明治大)とのダブルボランチ。右MF鳥海芳樹(桐光学園高→桐蔭横浜大)、左MF松本泰志(昌平高→広島)、そして前線は安藤瑞季(長崎総科大附高3年)と伊藤が2トップを組んだ。

 未明から降り続く雨によってスリッピーなピッチで行われた第2戦。日本高校選抜は立ち上がり、3分、5分と右サイド側から崩されて相手アタッカーに抜け出されてしまう。特に5分はGKと1対1となったが、ここは距離を詰めたGK廣末がビッグセーブ。こぼれ球を押し込まれそうになったものの、シュートは枠を外れた。

 日本高校選抜はボールを奪われたあとに寄せきれずに前進され、押し込まれる時間帯が続いた。それでもサイドを変えながら攻め返した日本高校選抜は杉山のループパスに安藤が走り込み、鳥海の右足ミドルを放つなどマインツゴールを目指す。

 そして17分、日本高校選抜は中盤右寄りの位置でパスを受けた鳥海が、ボールを浮かせてDFの頭上を通す鮮やかなボールコントロール。一気に右サイドのスペースを突いた鳥海が中央へラストパスを入れると、伊藤が右足ダイレクトでゴールへ蹴り込んで先制した。

 守備面でも伊藤、安藤からのプレッシングや金子、住永の厳しいチェックなどが光る日本高校選抜はPA前で阿部、橋本も落ち着いた対応。黒田剛監督(青森山田高)から「不要なミスパスが多い。25分(ハーフ)だから、したたかにやれ!」という言葉が飛んで迎えた後半立ち上がりには精度の高いパス交換から右サイドを三国、鳥海のコンビで崩すなど連続してチャンスを作り出した。そして13分には金子のキープから上手く中央へ潜り込んだ松本の決定的な右足シュートがゴールを捉える。

 だが、年代別ドイツ代表選手も先発したマインツは強敵。日本高校選抜はサイドから押し込まれて決定機を作られてしまう。18分のピンチは右ポストを直撃。日本は19分に松本に代えて左MF渡邊泰基(前橋育英高3年)を、20分には橋本に代えてボランチにMF大塚諒(前橋育英高→立教大)を投入して金子を最終ラインに下げた。

 パワーで押し込まれる展開が続く中、黒田監督はさらに安藤に代えてCB佐藤瑶大(駒澤大高→明治大)を送り出し、金子をボランチ、大塚をトップ下へ移行した。代わって入った佐藤がスライディングタックルで相手の突破を仕留めるなど我慢の守りを続ける高校選抜。23分には左サイドの背後を取られて、折り返しから決定的な一撃を打たれたが、横っ飛びしたGK廣末がキャッチ。守護神の好守に救われた高校選抜は3分間のアディショナルタイムも守りきり、1-0で勝った。前後半ともにビッグセーブを見せた廣末は「(この勝利は)デカイと思います。(ピッチやスタジアム環境など)1試合やっていた慣れが大きかったと思います」。接戦を乗り越えた日本高校選抜が予選リーグ突破へ大きく前進した。

(取材・文 吉田太郎)
●日本高校選抜欧州遠征特設ページ


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