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香川、2度の決定機はGKの好守に…ドルトムントは3発快勝でCLに弾み

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トップ下でフル出場したMF香川真司

[4.15 ブンデスリーガ第29節 ドルトムント3-1フランクフルト]

 ブンデスリーガは15日、第29節1日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでMF長谷部誠所属のフランクフルトと対戦し、3-1で勝った。香川は1ゴール1アシストを記録した12日のCLモナコ戦(2-3)に続いて公式戦2試合連続の先発出場。トップ下でフル出場したが、得点に絡むことはなかった。右膝を手術した長谷部は欠場している。

 ドルトムントは前半2分に幸先よく先手を奪う。MFクリスティアン・プリシッチがFWピエール・エメリク・オーバメヤンとのワンツーでPA内右に進入。GKを引き付けてゴール前に折り返し、MFマルコ・ロイスが右足ヒールで流し込んだ。

 負傷交代した3月4日のレバークーゼン戦(6-2)以来の復帰となったロイスの復活ゴールで先制したドルトムント。前半19分にはPA手前でこぼれ球を拾った香川がそのままドリブルでゴール前へ切れ込み、フィニッシュまで持ち込んだが、左足のシュートは至近距離でGKに阻まれた。

 フランクフルトは前半29分、MFマルコ・ファビアンの目の覚めるような弾丸ミドルで1-1の同点に追いつくが、直後の34分にドルトムントも最終ラインからドリブルで持ち上がったDFソクラティス・パパスタソプロスがそのまま相手の意表を突くロングシュート。“伏兵”の一撃で2-1と再び勝ち越し、前半を折り返した。

 ドルトムントは後半開始から2人を交代し、ロイスとDFスベン・ベンダーに代えてMFウスマン・デンベレ、DFマティアス・ギンターを投入。後半13分にはデンベレの左クロスにオーバメヤンが飛び込むが、滑り込みながら右足で捉えたボールはゴール上へ。同34分にもDFマルセル・シュメルツァーの左クロスにオーバメヤンが合わせたが、ヘディングシュートはクロスバーを越えた。

 なかなか追加点を奪えず、1点差の緊迫した展開が続いたが、後半41分にエースの一発で勝利を決定づけた。自陣でのFKのピンチから一転、MFヌリ・サヒンが大きく蹴り出したクリアボールがそのままデンベレにつながると、ドリブルで一気に駆け上がり、ゴール前へラストパス。GKとの1対1をオーバメヤンが冷静に右足で流し込み、3-1と突き放した。

 後半アディショナルタイムにはデンベレのスルーパスに香川が反応。PA内左に走り込み、左足でシュートを打ったが、GKが右足1本でセーブした。香川の出場公式戦3戦連発はならなかったが、チームは公式戦連敗を2でストップ。19日のCL準々決勝第2戦・モナコ戦に向けて弾みを付けた。

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