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宇佐美&大迫がともに先発復帰で激突、最後は9人のアウクスブルクが逃げ切り7戦ぶり白星

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前半5分に先制点を決めたアウクスブルクDFマルティン・ヒンテレッガーが喜ぶ

[4.15 ブンデスリーガ第29節 アウクスブルク2-1ケルン]

 ブンデスリーガは15日、第29節1日目を行い、FW宇佐美貴史の所属するアウクスブルクはホームでFW大迫勇也の所属するケルンと対戦し、2-1で競り勝った。宇佐美は8試合ぶりに先発し、左サイドハーフで後半27分までプレー。左膝痛から復帰した大迫も4試合ぶりに先発し、2トップの一角でフル出場した。

 16位に低迷するアウクスブルクが先手を取った。前半5分、右CKからMFジョナタン・シュミットがクロスを入れると、ファーサイドのDFマルティン・ヒンテレッガーが渾身のダイビングヘッドをゴール右下隅に突き刺し、幸先良く先制のゴールネットを揺らした。

 2月17日のレバークーゼン戦以来、約2か月ぶりの先発出場を果たした宇佐美は前半19分、DFポール・フェルハーフの右クロスに飛び込むが、わずかに届かず。守備ではクリアミスからボールを失う場面もあった。

 それでも前半22分、アウクスブルクは左サイドのロングスローからMFケビン・ダンソがPA内でDFフレデリク・セーレンセンのファウルを誘ってPKを獲得。キッカーを務めたフェルハーフが冷静にGKの逆を突いて右足でゴール左下隅に流し込み、2-0とリードを広げた。

  2点ビハインドで前半を折り返したケルンは後半開始から2枚替え。FWアルチョムス・ルドニェフスとFWジモン・ツォラーをピッチに送り込み、反撃に出る。すると後半20分、左CKにニアサイドで合わせたFWアントニー・モデストの左足シュートはジャストミートしなかったが、こぼれ球をDFフレデリク・セーレンセンが右足でシュート。ゴール前でアウクスブルクDFフィリップ・マックスがクリアを試みたボールはゴール方向へ飛び、そのままゴールネットに吸い込まれた。

 オウンゴールで1-2と1点差に詰め寄ったケルン。後半30分には大迫が左サイドからドリブルでPA内に切れ込み、右足でシュートを放ったが、DFのブロックに阻まれ、同点ゴールとはならなかった。

 逃げ切りを図るアウクスブルクは後半43分、競り合いで足を高く上げたMFク・ジャチョルのプレーが危険行為と見なされ、2枚目の警告で退場。ク・ジャチョルは着地の際に右膝を負傷し、そのまま担架で運び出された。後半アディショナルタイム2分にもFWアルフレズ・フィンボガソンが一発退場。最後は9人となったが、2-1で逃げ切り、連敗を3で止めるとともに、7試合ぶりの白星を挙げた。勝ち点を32に伸ばしたアウクスブルクだが、勝ち点で並ぶ15位マインツも勝ったため、得失点差で下回り、2部との入れ替え戦に回る16位から順位を上げることはできなかった。

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