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“いろいろな思いがあった”リーグ戦初先発も…悔しさ残した浦和MF菊池

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リーグ戦初先発を果たした浦和レッズMF菊池大介

[4.16 J1第7節 FC東京0-1浦和 味の素]

 リーグ戦初先発はほろ苦いものになったようだ。浦和レッズMF菊池大介は、自身の出来を振り返って「個人的には悔しい気持ちが強い」と唇を噛んだ。

 今季、湘南から浦和に加入した菊池だが、なかなか出場機会をつかめず。リーグ戦では第5節までベンチを温め、前節仙台戦で浦和でのリーグ戦デビューを飾る。そして、続くFC東京戦でリーグ戦初先発の座を勝ち取った。プロ生活11年目の男にとっても、移籍後初先発は「いろいろな思いがあったし、少し緊張もあった」ようだ。しかし、苦しむ中でも「日頃から全力で100パーセントで取り組んできた」結果、つかんだスタメンの座。「練習どおりプレーしようと心掛けたし、平常心で臨もうとした。」とピッチへと向かった。

 右アウトサイドの位置に入ると、ボールを呼び込んでは積極的に仕掛けようとする。しかし、好機を演出できなかったことで、「クロスやパスの質、ドリブルで持ち込んでからのシュートの精度は自分の中で課題として残った。最後の部分で自分の良さを出そうとしたけど、精度を欠いてしまった」と声を落とした。

 後半6分には早々と交代を告げられ、「もう少しやりたかったけど、監督の判断だし、最後の部分の精度がやっぱり足りなかった」と悔しさを滲ませる。しかし、先発出場という新たな一歩を踏み出したことで、「今日と同じようなことがないように、悔しさを糧にして成長したい」と力強く語った。

(取材・文 折戸岳彦)
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