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浦和を最少失点に抑えるも…FC東京GK林、失点悔やむ“2つのミス”

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肩を落とすFC東京GK林彰洋

[4.16 J1第7節 FC東京0-1浦和 味の素]

 守護神は“2つのミス”があったと振り返る。相手はリーグ最多となる20得点を挙げる浦和。FC東京GK林彰洋は、その浦和を最少失点に抑えたものの、チームに得点は生まれずに0-1の完封負けを喫した。

 唯一の失点となったのは、前半14分の場面。林は「映像を見ていないので、直感、感覚での感想」と前置きしつつも、そのシーンを振り返る。

 中盤でFWラファエル・シルバにフリーでボールを受けられると、ドリブルで前線まで運ばれ、最終ライン裏を突こうとするFW興梠慎三にスルーパスが届けられる。ここで、「1つ目のミスがあった」ようだ。「スルーパスの強さを感じ取って、寄せるべきなのか、距離を取るべきなのか。そこの部分で良い距離感を取れていれば、簡単にシュートが決まるシチュエーションではなかった。飛びつけないような中途半端な距離感になってしまった」と興梠との距離感にミスがあったと課題を挙げた。

 そして、「2つ目のミスは体の向き」と続けた。「シュートを打たれたとき、ボールを追い掛けるような状態になってしまった。シューターに対しての構える角度、体の向きが改善されれば、飛びつけるチャンスを作れたと思う」。距離感、体の向きを整えてさえいれば防げていたかもしれない――。その思いがあるからこそ、悔やんでも悔やみ切れない“2つのミス”となった。

(取材・文 折戸岳彦)
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