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重要な一戦でエレーラが1G1Aの活躍!マンUがモウ古巣のチェルシー撃破でトップ4入りに望みつなぐ

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アンデル・エレーラが1ゴール1アシスト

[4.16 プレミアリーグ第33節 マンチェスター・U 2-0 チェルシー]

 プレミアリーグは16日、第33節が行われた。オールド・トラッフォードではマンチェスター・ユナイテッドチェルシーが対戦し、ユナイテッドが2-0で勝利した。

 トップ4入りに向けて勝利が欲しいユナイテッドは、13日のヨーロッパリーグ(EL)アンデルレヒト戦から4選手を変更。GKダビド・デ・ヘアが先発に復帰し、MFアンデル・エレーラ、MFマルアン・フェライニ、MFアシュリー・ヤングがスタメンに名を連ねた。その一方でFWズラタン・イブラヒモビッチやMFヘンリク・ムヒタリアンらがベンチスタートとなっている。

 2位トッテナムと暫定で勝ち点4差の首位チェルシーは、足首を負傷したと報じられたGKティボー・クルトワがベンチ外となり、MFマルコス・アロンソがウォーミングアップ中に負傷してDFクルト・ズマが急遽スタメン出場となった。その他のフィールドプレイヤーはMFエデン・アザールやFWジエゴ・コスタ、MFエンゴロ・カンテら“不動のメンバー”が送り出された。

 試合は開始早々に動く。ジョゼ・モウリーニョ監督の古巣対決となったユナイテッドは前半7分、センターサークル付近でMFネマニャ・マティッチのパスがエレーラの手に当たったかに見えたが、主審の笛は鳴らず、こぼれ球を拾ったエレーラが前線にスルーパスを送る。これに反応したラッシュフォードが裏に抜け出し、GKアスミール・ベゴビッチとの1対1を冷静に制してユナイテッドが先制に成功した。

 1点を追うチェルシーは、アザールがエレーラにマンマークされてうまくボールを受けることができず、D・コスタもセンターバックのDFエリック・バイリーとDFマルコス・ロホに激しく体をぶつけられ、イライラした表情が目立つ。そのため、前半のシュートはアディショナルタイムにD・コスタが遠い位置から放った苦し紛れの1本にとどまった。

 互いに交代なしで後半を迎えると、再び立ち上が入りにスコアが動いた。4分、ユナイテッドはヤングが左サイドから中央に切れ込み、こぼれたボールをエレーラが右足一閃。ズマに当たったシュートをGKベゴビッチが止めることができず、ユナイテッドが2-0とリードを広げた。

 2点ビハインドのチェルシーは後半9分にMFビクター・モーゼスを下げてMFセスク・ファブレガスを投入。ユナイテッドも15分にMFジェシー・リンガードに代えてMFマイケル・キャリックを入れた。直後の16分には、早速キャリックが“らしい”ラストパスをラッシュフォードに送り、反転から右足を振り抜くも外側の右サイドネットに突き刺さった。

 強豪クラブ同士の一戦らしくピッチの至る所で激しいマッチアップが繰り広げられ、なかなかチャンスらしいチャンスが訪れない。ユナイテッドは後半38分に満を持してイブラヒモビッチを入れるが追加点は奪えず、それでも守備陣がチェルシーの攻撃をゼロにおさえて2-0で完封勝利。ユナイテッドがトップ4入りに望みをつなぎ、20日に行われるEL準々決勝第2戦に弾みをつけた。


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