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U-20代表候補が合宿開始…FW小川航基、“自分の財産となる大会”への強い思い

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U-20日本代表FW小川航基

 U-20日本代表候補は17日、千葉県内でトレーニングキャンプを開始した。招集メンバー16人全員が顔をそろえたが、昨日所属クラブで練習試合を行っていたMF坂井大将(大分)、DF岩田智輝(大分)、MF神谷優太(湘南)の3選手は別メニュー調整。その他のメンバーはランニング、ボール回しを行った後に、5対5+フリーマン1人のゲーム形式の練習などを行い、約1時間汗を流した。

 所属クラブのジュビロ磐田ではなかなか出場機会をつかめないFW小川航基だが、今季チームに加入したMF中村俊輔から大きな影響を受けているようだ。「いろいろ教えて頂けるので若手には本当にありがたいし、サッカーの部分でもサッカー以外の部分でも自分にとっては大きい存在。俊さんのタイミングに合わせられるようになったら、もっと良い攻撃ができると思うし、自分が成長できる感触があります」と刺激を受けることで、自分の成長につなげられていると話す。

 3月に行われたU-20日本代表のドイツ遠征では、デュイスブルクとの練習試合でハットトリックを達成すると、続くスタンダール・リエージュU-21戦でもゴールを陥れるなど、存在感を示した。5月に韓国で行われるU-20W杯前最後となる海外遠征だったこともあり、本人も相当の意気込みを持ってドイツ遠征に臨んでいたことを明かした。

「W杯前最後の大きな遠征だったし、そこで結果を残すか、残せないかというのは、自分の自信にもつながるし、メンバー選考という意味でも大きな遠征だった」。だからこそ、「本当に結果を残せたのは一つ大きかった」と胸を張った。

 昨年10月のAFC U-19選手権では3得点を挙げるなど、今代表のエースと君臨してきた。当然、U-20W杯への強い思いがある。「このチームでずっとやってきて、U-20W杯は大事な大事な、自分の財産となる大会だと思うので、自分の名前を世界に知ってもらえるように頑張りたい」。まずは、明日行われる千葉との練習試合で、改めて自身の存在価値を証明する。

(取材・文 折戸岳彦)
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