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“4人抜きゴール”以来の衝撃…久保裕也が移籍後6点目!!ゲントは優勝PO2位浮上

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FW久保裕也が見事なシュートで決勝ゴールを挙げた

[4.17 ベルギーリーグ・プレーオフ1第3節 シャルルロワ0-1ゲント]

 ベルギーリーグは17日、優勝を懸けて戦うプレーオフ1の第3節を行った。FW久保裕也の所属する3位ゲントは敵地で5位シャルルロワと対戦し、1-0で完封勝利。2試合ぶりの白星で2位に浮上した。4-2-3-1のトップ下で先発した久保は、前半23分に見事なシュートで先制点をマーク。フル出場を果たし、勝利に貢献している。

 久保のキックオフで始まった一戦。ゲントは開始早々にシャルルロワのロングボールを処理し切れず、FWママドゥ・ファルに裏へ抜け出されるが、飛び出したGKロブレ・カリニッチがシュートを打たれる前にセーブした。

 レギュラーシーズンでは互いに30試合で29失点。リーグ全体で2位タイの失点数の少なさを誇った守備の堅いチーム同士の対戦とあって、その後はチャンスらしいチャンスがないまま時間が経過していく。

 守備時に両ウイングバックが下がって5-4-1のブロックを敷くシャルルロワに対し、なかなか良い形でボールを前に運べないゲント。それでも、膠着状態を打ち破ったのは久保だった。

 前半23分、後方からのロングフィードが前線に届くと、FWカリファ・クリバリーが相手DFと競ってこぼれたボールを久保が拾う。縦への強引な突破でPA内左に進入した久保は、ニアのコースを狙って左足を強振。左ポストと相手GKのわずかな隙間を射抜いたシュートがネットを揺らし、先制ゴールを挙げた。

 完全に個の力で守備をこじ開けた久保は、ゲント移籍後6得点目。また、プレーオフ1初ゴールとなり、出場した試合では“4人抜きゴール”が生まれた3月12日のレギュラーシーズン第30節・メヘレン戦(3-0)以来、3戦ぶりの一発となった。

 1-0で前半を折り返したゲントは、後半に入ると4バックにシステム変更したシャルルロワに攻め込まれる時間が増える。だが、最後まで1点のリードを守り抜き、無失点で終了のホイッスル。2試合ぶりに勝ち点3を積み上げ、2位に順位を上げた。


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