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FW小川航基2発!! MF遠藤渓太&DF橋岡大樹もゴール…U-20代表候補、控え組中心の千葉に4発快勝

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2得点を奪ったU-20日本代表候補FW小川航基(磐田)

[4.18 練習試合 U-20日本代表候補4-1千葉 フクアリ]

 U-20日本代表候補は18日、フクダ電子アリーナでジェフユナイテッド千葉と練習試合(30分×3本)を行った。1本目を1-1で終えたU-20代表候補は2本目を1-0としてリードを奪うと、3本目を2-0で終えて4-1で勝利した。

 4-4-2のシステムを採用するU-20代表候補はGKに波多野豪(FC東京)、最終ラインは右からDF藤谷壮(神戸)、DF大南拓磨(磐田)、DF町田浩樹(鹿島)、DF岩田智輝(大分)、ボランチにMF坂井大将(大分)とMF神谷優太(湘南)を並べ、右サイドハーフにMF遠藤渓太(横浜FM)、左サイドハーフにMF森島司(広島)、2トップにFW小川航基(磐田)とFW岩崎悠人(京都)を配置した。

 1本目の4分、左サイドの森島の折り返しを岩崎が右足で合わせるが、シュートはゴール左に外れてしまう。その後は千葉が主導権を握って試合を進めるが、同8分に坂井が打ち込んだ縦パスを受けた小川が体を張って前を向くと、GK山本海人が中途半端なポジションを取っているのを見逃さずにミドルシュートでネットを揺らし、U-20代表候補が先制に成功。さらに同12分には岩田の浮き球のパスから左サイドを駆け上がった森島のグラウンダーのクロスに走り込んだ岩崎が合わせるも、シュートは山本の守備範囲に飛んでしまった。

 15分にはPA内に進入したMF菅嶋弘希を大南が倒してしまって千葉にPKを献上すると、このPKを菅嶋に沈められて同点に追い付かれてしまう。23分にはハーフウェーライン付近でFKを得ると、坂井が意表を突いたロングシュートでゴールを脅かしたが、ボールはクロスバーを叩いてネットを揺らすには至らなかった。

 1-1のまま2本目を迎えると、U-20代表候補はCBの大南に代えてDF橋岡大樹(浦和ユース)、ボランチの坂井に代えてMF伊藤洋輝(磐田U-18)、遠藤に代わって投入されたMF針谷岳晃(磐田)が左サイドハーフに入って森島が右サイドハーフに移り、岩崎に代わってFW田川亨介(鳥栖)が2トップの一角に投入された。8分にはCKの流れから左サイドでボールを受けた針谷がPA外から狙い、さらに9分には右サイドから切れ込んだ田川がシュートまで持ち込むが、ともにゴールマウスを捉え切れなかった。15分には波多野に代わってGK大迫敬介(広島ユース)がピッチへと送り込まれる。

 すると19分、最終ラインの町田が送ったロングパスから抜け出した小川が鮮やかなトラップでボールを落ち着けると、冷静にネットを揺らしてU-20代表候補が勝ち越しに成功。さらに24分には右サイドを突破した神谷のグラウンダーのクロスに田川が飛び込んだが合わせることはできなかった。

 2-1と1点をリードして3本目を迎えたU-20代表候補は、町田に代えて大南をCB、神谷に代えて坂井をボランチ、森島に代わった遠藤を左サイドハーフに置き、針谷が右サイドハーフに移り、小川に代わって岩崎が2トップの一角に入った。すると4分に右サイドを駆け上がった藤谷がPA外でファウルを誘ってFKを獲得すると、キッカーを務めた遠藤が鮮やかな直接FKを沈めてリードを2点差に広げた。

 追加点を狙うU-20代表候補は12分、右サイドを突破した岩崎のグラウンダーのクロスを田川が合わせるがGK大野哲煥に阻まれてしまう。18分には針谷のロングパスで左サイドに抜けた岩崎のパスから遠藤が狙うも、シュートはゴールマウスを捉え切れず。22分には千葉がゴールを脅かしたが、MF竹嶋裕二のミドルシュートはクロスバーに弾かれてしまった。すると27分に針谷のCKから橋岡がヘディングシュートを叩き込み、3本目を2-0としたU-20代表候補が4-1の勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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