第95回全国高校サッカー選手権の優秀選手中心に構成された日本高校選抜は4月13日から17日まで第55回デュッセルドルフ国際ユース大会に出場し、3勝1分1敗の成績で5位に入った。

　前橋育英高の左SBとして全国高校選手権準優勝に貢献し、注目度を高めたDF渡邊泰基(3年)は日本高校選抜で左SH、左SBとしてプレー。5位決定戦では左SBとして初先発し、対人守備などで奮闘したDFが、日本高校選抜で学んだことや今後に活かしたいことについて語った。

以下、渡邊コメント

●DF渡邊泰基
―5位決定戦で初先発したが、どのような部分を出そうと?
「久々の先発だったので楽しかったですね。まず外国人はサイドの選手が速いんで、ポジショニングとかいつも意識していることをやりました」

―まずまずできていた印象だが
「(欧州へ来た)初めよりは良かったです。やってきた中では(今日の5位決定戦が)一番良かったかなと思っています」

―高校選抜の活動で学んだことについて教えてください。
「チームとしてみんなが勝ちにこだわるという意識だったり、アップから盛り上げたり、私生活では自分達の高校でできていたことがこっちでできないのはおかしいし、挨拶だったり、ボール拾ってもらったらお礼を言うことだったり、そういう日本の高校の選抜としての当たり前のことをしっかりやる集団になるということは良い経験になりました」

―この経験を今後どう活かしていきたい?
「まずはここで学んだことをプレーで伝えたり、言葉でも多分みんな聞いてくるし、しっかり伝えて、あっち(前橋育英)の当たり前はこっち(日本高校選抜)では全然違うんで、こっちが基準になれるようにしっかり厳しくやっていきたいです」

(取材・文　吉田太郎)

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