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今季限りで引退のラームとX・アロンソ、CL最後は8強敗退も「幸福だと言えるだろう」

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フィリップ・ラームを抱きしめるMFシャビ・アロンソ

 偉大な2人の最後のチャンピオンズリーグ(欧州CL)が終わった。18日、バイエルンは敵地サンティアゴ・ベルナベウでレアル・マドリーと準々決勝第2戦を行い、延長戦の末に2-4で敗れ、2試合合計3-6でベスト8敗退に終わった。

 今季限りでの現役引退を表明している元ドイツ代表DFフィリップ・ラーム(33)と元スペイン代表MFシャビ・アロンソ(35)。ラームは欧州CLで通算112試合に出場し、オリバー・カーン氏(103試合)を抜いてドイツ人歴代最多出場選手となった。クラブ公式サイトによると、ラームは敗退を受け「失望がとても大きいよ、長年チャンピオンズリーグに出場している僕個人にとってもね」と悔しさを抑えきれなかった。

 また、2009年から2014年までレアルに在籍していたX・アロンソは「今はまだ辛い、失望している。だがこれもサッカーだ」と必死に現状と向き合った。それでも、「フィリップと私は最後の日まで、多くの試合を堪能することができた。幸福だと言えるだろう」と目を細めた。

 最終ラインの中央から2人を見守ったDFマッツ・フンメルスは、「2人の偉大な選手が相応しい戦いぶりで、類稀なるスペクタクルな試合と共にチャンピオンズリーグでのキャリアを終えた。世界のサッカーに影響を与えた。彼らは毎年チャンピオンズリーグでプレーしていたわけだしね」と称えた。

 2人のキャリアはここで終わったわけではない。まだシーズンは続いている。ブンデスリーガでは首位を走っているし、DFBポカール(ドイツ国内杯)も準決勝ドルトムント戦を控えている。「まだ、ポカールは決勝へ進むチャンスがあることを願うよ。そして、それが最後の試合になることを!」(X・アロンソ)。リーグ最終節は5月20日、ポカール決勝は同27日の開催を予定している。X・アロンソとラームはキャリア最後の2週間で優勝カップを2度掲げ、花道を飾ることができるのだろうか。


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